「WWDJAPAN」4月12日号は、眼鏡特集です。旧態依然と言われる眼鏡業界ですが、コロナ禍で眼鏡や眼鏡店は時代に応じたさまざまな変化(フォームチェンジ)を見せています。アパレル業界でスタンダードになっているサステナブルなモノ作りに眼鏡も取り組みはじめ、年間のビジネスの大きな山場である4月は多くの展示会がオンライン商談に挑戦しました。テレワークやオンライン授業が一般化し、向き合う時間が増えたパソコンやスマートフォンの画面が発するブルーライトから目を守る眼鏡が売れています。アパレルと比較するとファッションの脇役だったかもしれませんが、眼鏡の存在感は増しています。イタリアを中心とする大手眼鏡メーカーの変わるライセンスビジネス、日本の眼鏡の90%以上を生産する福井県の企業の奮闘、大手眼鏡チェーンの店舗改革やSDGs活動の広がりなど、国内外の眼鏡業界の重要な動きを総括しました。
ニュース面では、せーのが手掛ける「エフアールツー(#FR2)」がスタートした移動型販売店舗「エフアールツードコ?(#FR2DOKO?)」を追いました。デジタル時代にあえて“その場でしか買えない”をコンセプトにEC販売をせず、観光地を中心に専用車で売り歩くというユニークなビジネスモデルです。今回密着取材した静岡の出店では、地方のファンの多さに驚かされました。仕掛け人の石川涼せーの社長にインタビューしています。
2021-22年秋冬パリ・ファッション・ウィークで「ヨウジヤマモト」のコレクションへアを人気メンズサロン「オーシャントーキョー」の高木琢也代表が手掛けて話題となりました。カリスマ美容師とファッション業界の巨匠のコラボレーションはどのように実現したのでしょう?高木代表に語っていただきました。
ビューティ業界の情報を発信する「ビューティ・インサイト」では、化粧品関連のコンサルティングを行うユジェットの弓気田みずほ代表・美容コーディネーターが、コーセー ミルボン コスメティクスの「インプレア(IMPREA)」の“印象プロデュース”と、ヘアサロンが取り組むウィズコロナ時代の新人教育に注目しました。ファッション・ビューティ業界が必要な次代のビジネスヒントが伺えます。
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PHOTO:SHINMEI/EYEWEAR:DIOR(6万6000円)