「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、西崎暢によるファッションブランド「ウジョー(UJOH)」が手掛けた新しいユニフォームを発表した。世界の「シュウ ウエムラ」店舗のメイクアップスタイリストが順次着用する。
制服は、ジェンダーレスで機能性を重視したデザイン。日本の伝統的な袴から着想を得たワイドパンツ、袖にスリットを入れたTシャツをユニセックスで提案する。男性用にカーゴパンツと、東京・表参道に16日に開くグローバル旗艦店「シュウ トウキョウ メイクアップ ボックス」のスタイリスト用のシャツドレス(女性用)もラインアップする。素材は環境に配慮し、繊維製品の安全性を証明する「エコテックス(OEKO-TEX)」の認証を受けた生地を使用している。
西崎デザイナーは「ジェンダーレスなアイテムを取り入れることで、性差ではなく個人に焦点を当てた。またワンピースの袖が長袖から半袖にでき、ジャケットは袖をあげやすいようにスリットを入れている。制服として新しい機能を持たせながら、ちょっとした着こなしで一人一人が持つ個性を引き出しやすいアレンジを忍ばせた」とコメントしている。
「ウジョー」の西崎は「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」や「ワイズ(Y’S)」でパタンナーとして経験を積み、2009年に「ウジョー」を立ち上げた。パタンナー視点の本質的なテーラリング、大胆なカッティングに定評がある。これまでにミラノやパリのファッション・ウイークでランウエイショーを披露している。