コーセーは5月16日、メイクアップブランド「ファシオ(FASIO)」をリブランディングする。従来の“落ちない”機能性はそのままに、“なじむ、らしさ、つづく。”をコンセプトに掲げ、ロゴやパッケージ、処方など一新する。4月16日には、「メゾン コーセー」のオンラインストアやアマゾンなど、EC限定で先行発売する。
「ファシオ」は10~20代をターゲットに、スポーツシーン対応の機能性とファッション性を兼ね備えたブランドとして2000年に誕生。14年に初めてリブランディングを行い、“スマートカジュアル”を掲げ、機能的で日常に使いやすいカジュアルなメイクアップブランドとして幅広い年代の女性に訴求してきた。過去には、イメージキャラクターに深田恭子や上戸彩、桐谷美玲、松本潤、新川優愛らを起用してきた。
これまで、“キレイ、ずっと、落ちない。”をコンセプトとし、持続力の高い新素材と快適なデザインを採用した高機能コスメとしてアピールしてきたが、「近年、無理せずに続けられるものを選びたいマインドが主流になってきている」(ブランド担当者)ことから、リブランディングに着手した。
新「ファシオ」は、肌の負担感が少なく、時間がたっても馴染む処方を採用。軽い付け心地と密着性の高さを両立し、肌から浮きにくい色設計のフェザーフィット成分と、オリーブ果実油やホホバ種子油など5種のオーガニック植物抽出成分を配合する。ロゴは、スマートフォンなどの小さい画面でも読みやすいように設計。過去のロゴに太さを加え、「ヘルシーでチャーミング」なブランドの世界観を表現する。パッケージ容器は、持ちやすさや握りやすさを追求したデザインを施した。
主力のマスカラは、ウォータープルーフタイプとお湯オフタイプをそろえ、マスカラ下地やまつげ美容液、リムーバーなど8種をラインアップする。また、ブランド初となる、マルチカラーの“マルチフェイス スティック ”(全10色、税込各990円、編集部調べ)やコンシーラーパレット“エアリーステイ コンシーラ”(全3種、税込各1100円、同)、アイブロウパレット“アイブロウ ベース & パウダー”(全2種、税込各1430円、同)、“グラデーション アイカラー”(全5色、税込各1045円、同)、“ティント リップ UV”(SPF12、全3色、税込各990円、同)が新しく仲間入りする。そのほか、肌なじみがよく薄膜で均一性をもたせたファンデーション“エアリーステイリキッド”(全3色、税込各1760円、同)、スキンケアのような化粧下地“エアリーステイ オイルブロッカー”(30g、税込1100円、同)などを取り扱う。