伊藤忠商事は16日、東京・青山の東京本社敷地内の伊藤忠ガーデン(ITOCHU GARDEN、旧シーアイプラザ)内に、SDGs発信拠点となる「ITOCHU SDGs STUDIO」をオープンする。同スペースは物販や撮影・収録などのできるスペースで、SDGsに取り組む企業やNGO/NPOなどに無償で貸与する。16日からはアッシュ・ペー・フランスが運営し、エシカルに配慮したグッズを販売する「エシカルコンビニ」が期間限定で出店する。エバンジェリストに任命された冨永愛は「SDGsに関してはまだ、自分から行動しないと知りえない情報も多い。情報発信拠点が行動のきっかけになる」と語った。
「SDGs STUDIO」は伊藤忠アートスクエアの跡地で、面積は約410平方メートル(撮影・録音スタジオを除く)で、内装設計はブルーボトルコーヒーの店舗などを手がける建築家の長坂常。撮影・録音スタジオは、伊藤忠が冠スポンサーを務めるJ−WAVEのラジオ番組もここで収録するが、それ以外の日時は無償で貸与する。石井敬太社長COOは、「生活者一人ひとりがSDGsを意識できる企画を積極的に行っていく」という。