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伊勢丹新宿本店の化粧品売り場2〜3月の商況 大型イベントやプロモーションが奏功し新客獲得

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 伊勢丹新宿本店の化粧品売り場1〜2階の商況は、2月は2度目の緊急事態宣言による影響もあり前年同月の実績を割ったものの、3月は前年同期比3%増で着地した。早坂啓・三越伊勢丹 化粧品グループ 化粧品営業部 新宿化粧品スーパーパイザー(2021年3月時点)は、「3月は、前年の緊急事態宣言の発令直前で時間短縮などを強いられたため、単純比較はできない。前年をクリアしつつも特選衣料や雑貨などと比べると遅れをとっているため、現状に満足することなく、顧客視点に立った施策で巻き返しを図る」と意気込む。店頭が苦戦する一方で、三越伊勢丹の化粧品オンラインストア「ミーコ(meeco)」の2~3月の売り上げは同2ケタ増をマークした。

 アイテム別では、長引くマスク生活の影響で低迷が続くリップ以外はほぼ前年をクリアしており、アイメイク関連が好調だった。そのほか、ライフスタイルの変化からフレグランスや入浴剤と人気が集中し、香りアイテムを豊富にそろえる「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」や、「シャネル(CHANEL)」が限定発売した“チャンス”シリーズのバスアイテムが好調に推移した。「『シャネル』のバスアイテムは、先行発売のイベントを1週間行ったところ、プロモーションの中で過去最高の売り上げを記録した。ライフスタイルに合わせたブランドのアイテムとMDに加え、お客さまの関心が重なり、プロモーションの力を発揮できた施策だった」と語る。また、先行発売した「クラランス(CLARINS)」の桜をイメージしたコレクションでは、交通広告などの販促面を強化したことが成果につながり、売り上げをけん引した。

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