高品質のイタリアブランド「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」は、建築家の青木淳の企画展「青木淳展 -The Touch Of Architecture-」を4月16日〜5月9日、銀座店4階で開催している。青木は昨年6月に銀座中央通りに開かれたロロ・ピアーナ銀座店のファサードを設計。「ロロ・ピアーナ」の滑らかで柔らかいファブリックから着想を得て、スカーフが風になびくようなうねりのあるデザインが特徴になっている。
同展ではその銀座店のファサードが完成する前の行程をスクリーンに映し出し、青木本人のスケッチとともに見ることができるほか、インスピレーション源になった高品質な素材の”手触り(Touch)”に触れることができる。これまでに青木が手掛けてきた青森県立美術館や京都京セラ美術館、個人住宅の資料を展示。青木がアイデアを書き溜めているキャンパスノートも初公開している。会場は普段VIPルームとして使用されている空間で、「家の中のようなカジュアルでリラックスした雰囲気が出るように演出した」(青木)という。
また「ロロ・ピアーナ」は同展の会期に合わせて、スマートフォン用の壁紙をLINEの公式アカウントでプレゼントしている。LINEで友達追加をすることで、青木によるファサードの写真と、そのスケッチの2種類をダウンロードすることが可能だ。
青木は東京大学を卒業後、磯崎新アトリエで経験を積み、1991年に青木淳建築計画事務所を設立。公共建築、商業施設、個人住宅のほか、アートインスタレーションや出版物なども手掛ける。主な作品は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の世界各地の主要店舗、新潟の遊水館のプール施設(93年)、同・潟博物館(97年)、青森県立美術館(2006年)など。05年に文化庁芸術選奨新人賞を受賞している。
■青木淳展 –The Touch Of Architecture –
開催日程:2021年4月16日〜5月9日(日)
時間:11:00 - 20:00(最終入場:19:30)
場所:ロロ・ピアーナ銀座店
住所:東京都中央区銀座3-5-8