1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回はパーソナルスムージーとスープについて。
サブスクリプションが生活の中で定着して久しい。サプリメントや健康食品のみならず、飲食店や美容室などバラエティー豊かなサービスが続々とローンチされている。コロナ環境下でますます生活の中に占めるサブスクの割合は増えていくだろうし、名越自身もかなりのサブスクユーザーである。で、今回は前から気になっていたスムージーとスープのサブスクにチャレンジ!ただ単純に好きなものを選ぶというよりも、自分の体調に合わせたものが「パーソナライズ」されて届くらしい。SNSで超絶話題になっているそれって、一体どんなものなのか。
ほかの誰でもない「私に」必要な野菜
Greenspoonが展開する定額制パーソナルスムージーとスープ「グリーンスプーン(GREEN SPOON)」。去年3月に発売されたスムージーは瞬く間にSNSでシェアされ、半年間で10万個以上が売れるという人気ぶり。じゅ、10万個って(驚)。今や群雄割拠のスムージーだが、数ある商品の中で一体なぜ、「グリーンスプーン」がこれほどまで注目されているのか。その大きな理由の一つが「パーソナライズ」。商品を注文するときにいくつかの質問に答えると、50種類ほどあるレシピの中から「私に」必要な野菜や果物を含んだスムージーやスープが導き出されるのだ。しかもそのレシピは管理栄養士が監修していて、野菜・果物・スーパーフード・魚・肉など200種類もの食材の中から組み合わせられたものだそう。さらに、保存料・甘味料・化学調味料・着色料・香料は使っていないという安心感。何なのこれ。「素晴らし過ぎて、けしからん♡」と言いたくなるクオリティーの高さよ。
予想以上の、ごろごろ野菜
届いてまず驚くのは、そのデザイン性の高さ。スムージーとは思えないパッケージはインテリアとして飾っておきたくなるかわいさ。置くだけで映えるから、そりゃSNSに載せたくなりますな。歌詞のようなレシピタイトルもさることながら、内容もとてもユニーク。例えばスムージーの“ミケネコ”は、アスパラガスやかぼちゃにマンゴー、玄米フレーク、カカオニブなどを組み合わせた斬新なレシピ。どんな味がするのか、わくわくが止まらない。
どーんとたっぷり、野菜と果物がごろごろ。「え?こんなに?」と驚くボリュームである。牛乳を入れてもみほぐし、ミキサーにかけることおよそ1分。それでは、いただきま〜す!
「う、うまっっ……!」期待以上のおいしさに思わずにんまり。どんな味なのか想像もつかなかった“ミケネコ”は、オレンジとカカオの酸味がありながら玄米とかぼちゃのコクがしっかり感じられる味わい。疲労回復に有効なアスパラギン酸はアスパラガスから、ビタミンCはかぼちゃ、糖質の代謝を助けてくれるビタミンB1は玄米フレークからと栄養もばっちり。おいしく飲んで、きちんとセルフケア。その両方がかなうだなんて、最高過ぎるのだが。
衝撃的なクオリティーの高さ
夜食には豆乳トマトスープの″インロマンス″を実食。本格的な味付けに、しっかり食感を感じられる野菜の存在感。それだけでも感激なのに、グラスフェッドバターが入っているという衝撃。なかなか手に入らない牧草牛から作られた希少なバターを惜しげもなく投入しているとは。映えるだけじゃない、徹底したクオリティーの高さに、新しいおいしさとの出合いという価値。人気の理由、しかと体感しました……!
モノも情報も溢れる時代だからこそ、「私に」必要なものをチョイスしたい。それもおいしく。できれば楽しく。消費者の当たり前のレベルが年々高まる中で、パーソナライズ化はどこまで進化し続けるのか。技術の進歩と時代の変化をど真ん中で体感しながら、しばしパーソナルフードで自分磨きにいそしむことにしよう。