アルビオンは、沖縄の植物や海洋資源に着目した化粧品原料の開発を目指し、5カ所目となる研究施設「アルビオン沖縄研究所」を沖縄県うるま市に開設した。2年後に希少性や機能性の高い植物や海洋資源を原料化し、3年後には製品への配合を目標に掲げる。
同社はこれまで、沖縄の渡名喜(となき)島に自生している野生のブドウ「リュウキュウガネブ」の葉エキスを開発し、2013年に「アルビオン(ALBION)」の美容液“エクラフチュール”への配合を機に、沖縄素材と接点を持つようになったという。その後、沖縄の企業誘致促進プログラムに参加、県内の研究機関と連携した原料開発の体制を確立し、沖縄研究所の開設に至った。
同社の研究所は、10年に秋田藤里町に開所したアルビオン白神研究所をはじめ、東京・東日本橋(13年)、スリランカ(14年)、神奈川・横浜(20年)の4カ所に設け、化粧品原料の研究や開発、植物栽培などを行っている。各施設でそれぞれの特性を活かした研究を推進し、ユーザーの期待を超える新しい化粧品作りに挑戦する。