ファッション

「サマソニ’15」1日目にマリエや森永邦彦&山口一郎ペアも来場 アリアナ旋風で吹き荒れるツインテール

 国内最大級の都市型音楽フェスティバルの「サマーソニック2015」が8月15日、東京は千葉県千葉市の幕張メッセとQVCマリンフィールドを舞台に開幕した。洋邦総勢63のアーティストが出演し、モデルのマリエ、森永邦彦「アンリアレイジ」デザイナーとサカナクションの山口一郎ペア、田中シェン、AMIAYAのAMIらファッショニスタたちの姿もあった。

 来場者でまず目につくのが、チークでほおをピンクに染めた大群のツインテール女子たち。瞬時にそれが誰のファンかわかる。アリアナ・グラン誇示するに十分過ぎるトレードマークだ。そのアリアナ・グランデは、海風ここちよい夕刻、最大規模のマリンステージに登場。ラメ入りブラトップとミニスカートにサイハイブーツで全身をオールブラックでまとめたセクシーな小悪魔スタイルでパワフルに踊る踊る。振り乱す髪の毛は当然ツインテールだ。その若さをエネルギッシュなフェイクでも呈示していくところに本格派シンガーとしての力量を見せる。身長153mのミニマムな体躯からは想像出来ない強い歌声がスタジアムに轟いた。ヒット曲の「プロブレム」までを全力で歌い切った。

 音楽リスナーに響く正統派からエンターテイメントの中でも今をときめくアイドルまで。全世界的に見ても類をみない雑食性にまで出演者の音楽ジャンルがふくれあがった同フェスだからこそ、出演者、特にヘッドライナーが誰であるかで来場者のファッション傾向も変化する。女子力高いファッションアイコンのアリアナの出演をはじめ、ロックとダンスを融合したオシャレビートの走りでフェス文化の良心、英ケミカル・ブラザーズがヘッドライナーを務めたこの日は、トレンドの70’’sボヘミアンが安定の会場制覇。エンブロイダリーにはりがあったりフリンジの質感が良かったり、デザイナーズ・ブランドのアイテムの着用が多いのも都市型フェスならではだ。好天でビーチの近い場所柄も手伝って、露出度の高いファッションも多かった。

 同フェスはこのあと、気鋭音楽レーベルのホステス(HOSTESS)とタッグを組んだオールナイトイベント「ホステス クラブ オールナイター(HOSTESS CLUB ALL-NIGHTER)」へと突入。英ロックバンド、レディオヘッドのトム・ヨークがソロアルバム「TOMORROW’S MODERN BOX」を世界初再現するほか、フランツ・フェルディナンドとスパークス、英米の新旧ロックバンドのコラボレーション・バンドのF.F.S、スペースロックの雄であるスピリチュアライズドらが出演する。

【スナップ】2015年のソニックマニアは90年代ストリートとスニーカーが人気▶︎

【スナップ】「サマソニ’15」東京2日目にBENI VERBALらも来場 ファレルがハッピーに大トリを飾る▶︎

【関連記事】トム・ヨーク出演の深夜帯にファレル・ウィリアムスの大トリに サマソニ2015のファッション業界注目トピック▶︎

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。