東京都と日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が共催するファッションコンペ「東京ファッションアワード 2022(TOKYO FASHION AWARD 2022)」が募集を開始した。今回から受賞枠を8ブランドに増やし、受賞者は2022年のパリ・ファッション・ウイークで2シーズンに渡って現地のショールームに出展できるほか、同年3月の「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」でイベントを行う。応募資格は、東京をビジネス拠点にセールスを3シーズン以上行っているブランド。海外市場開拓に意欲があり、その体勢が整っていることも求められる。
前回まではパリ・メンズ期間の出展だったが、今回からウィメンズ期間も可能となり、受賞者はいずれかを選択できる。百貨店やセレクトショップのバイヤーが審査員を務めることも同アワードの特徴で、今回は阪急阪神百貨店の宮本智美バイヤーや、三越伊勢丹の石田修平スーパーバイザーらが参加する。
同アワードは東京を拠点とするファッションデザイナーの海外進出をサポートするため14年に始まった。これまで計6回実施し、「ファセッタズム(FACETASM)」「ダブレット(DOUBLET)」「ターク(TAAKK)」「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」などを選出してきた。