オークションハウス「サザビーズ(SOTHEBY'S)」で、カニエ・ウェスト(Kanye West)と「ナイキ(NIKE)」によるスニーカー“ナイキ エア イージー 1(NIKE AIR YEEZY 1)”が180万ドル(約1億9000万円)で落札された。スニーカー投資を専門とするレアーズ(RARES)が27日、コレクターのリャン・チェン(Ryan Cheng)から購入。2020年5月に56万ドル(約6000万円)で取り引きされたマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)着用の“ジョーダン 1(JORDAN 1)”を大きく上回り、スニーカーとして同オークションハウスの過去最高価格を記録した。
今回落札されたスニーカーは、カニエと自身のブランド「イージー(YEEZY)」のスティーブン・スミス(Steven Smith)=フットウエアデザイナーがともに開発。2008年のグラミー賞で、シリーズ初披露とともにカニエが着用したプロトタイプだ。その後両者は“ナイキ エア イージー 2”も手掛けている。
ジェローム・サップ(Gerome Sapp)=レアーズ 共同設立者兼最高経営責任者は、「今回のようなアイコニックでレアなスニーカーの取引を増やし、スニーカー業界の活性化と経済的支援につなげたい。『サザビーズ』と協力して、スニーカー文化の発展および維持に貢献できるようなレアな掘り出し物を引き続き探していきたい」と語った。