1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回はバスタイムにおすすめの美容法について。
名越には美容健康鉄則がある。それは「無意識のうちにキレイになる」こと。無理せず、気付かないうちに、自分が磨かれていく仕組みを生活の中に盛り込んでしまう作戦だ。よく「ストイックだね」と言ってもらえるのだが、違う。むしろ真逆である。究極の怠け者だという自負があるからこそ、頑張らずにできることを日常の中に散りばめているだけなのだ。「美は1日にしてならず。ならば、毎日の当たり前の平均値を上げてしまえばいい」と、15年ほど前から少しずつ日常生活を見直し、改善してきた。その一つが「お風呂」である。よっぽどのことがない限り日々シャワーは浴びるし、湯に漬かる。ならば、お風呂を究極のデトックス空間にしてしまおうじゃないか。ステイホームの今、せっかくだからおうち美容でじっくり自分磨きに励みたい。
バスソルトの“パーソナライズ化”で効率時短美容
お風呂時間の改善で最もてっとり早いのが、入浴剤をグレードアップさせることだろう。お風呂に入れるだけ、はい終了。ここは惜しみなくこだわりたいところである。おすすめはエプソムソルト。海水に含まれるミネラルの一種で、温浴効果が高く、肩こりや腰痛、むくみや便秘解消が期待できると人気。ここ数年でさまざまな商品が登場しているが、中でも最近愛用しているのが「デイトゥー(DAY TWO)」の“エプソムソルト”。国産のエプソムソルトに天然の重曹をブレンドしたものだが、“パーソナライズ化”されて届くのだ。ネット上で簡単なアンケートに答えると、今の自分にぴったりのエッセンシャルオイルをブレンドしてくれる。慢性疲労が蓄積された名越には、血行促進とリラックス効果が期待できる「オレンジスイート&ベルガモット」がリコメンドされた。これだけでも満足感があるのだが、健康オタクに一番ささったのは、使用しているエプソムソルトそのもの。なんと、そのグレードの中で最も上位の規格となる“食品添加物グレード”であるため、万が一口に入っても安心という。もちろん着色料や合成香料、防腐剤は無添加で、赤ちゃんも一緒に入れるという優しさ。素晴らしい。ここ1年、すっかりパーソナライズ化にハマっているのだが、ついにバスソルトまで自分仕様になった。
美肌と美髪に軟水のススメ
入浴剤以外にこだわりたいのが「水」である。もう8年ほど愛用している「美肌っ子」はお風呂の水を軟水に変えてくれるもの。硬度成分が含まれる水道水を軟水に変えただけで汚れの落ち方が変わったし、何より肌全体のしっとり感が増した。せっけん成分の残留からくる「髪の毛のゴワゴワ」「肌がカサカサ」から解放されただけでなく、肌の土台も少しずつ整ってきたように感じる。これも、皮膚のバリア機能の回復が早いといわれる軟水のおかげかも。“軟水さまさま”である。
そして、半身浴の前には顔に「アキュア(ACURE)」の“ローズアルガンオイル”をぬりぬり。抗酸化力が高く、皮膚の血液循環を促してくれるアルガンオイルでもっちり肌づくり。このひと塗りがあるかないかで、肌の仕上がりが驚くほど変わるのだ。
爆汗!スパ並のぜいたくデトックス
さて、オレンジスイートとベルガモットの甘酸っぱい香りに癒やされながら半身浴すること20分。ご覧あれ。額から流れてくる大量の汗、汗、汗!拭いても拭いても吹き出てくる。血行が良くなって、頬はうっすらピンク色。肌も柔らかもちもちに。体の内側からしっかり温まるのでお風呂後もぽかぽかが持続。汗もしっかりかいて、スッキリ気分爽快。これが毎日味わえるのだから、お風呂時間が待ち遠しくなるのだ。
少し手を加えるだけで、自宅のなんてことないお風呂場がスパのような癒やしとデトックスの空間に。1週間後、1カ月後、半年後……。コツコツ積み重ねたこの時間は、あなたの心身と肌にうれしい変化をもたらしてくれるだろう。毎日の当たり前にこそ、惜しみない投資を。コロナ禍、自分とじっくり向き合える今こそ、最高にいたわってあげたい。