高島屋は12日から、都内4店舗の全館営業(一部の売り場を除く)を再開する。これまで都内の百貨店(専門店との複合業態は百貨店部分)は食料品や化粧品など一部の売り場以外を休業していたが、衣料品やラグジュアリーブランドなどのフロアも開ける。宝飾品、美術品、ゴルフ用品を扱う売り場は、都の要請に従い休業を継続する。大阪の2店舗(高島屋大阪店、高島屋堺店)は府の要請に従い、引き続き食料品、化粧品以外の売り場を閉める。
全館営業を再開するのは、日本橋高島屋S.C.、タカシマヤタイムズスクエア(渋谷区)、玉川高島屋S・C、立川高島屋S.C.。「これまでは行政の“短期集中”の感染対策方針を受けて人流抑制に協力すべく、大型連休前後に限って休業措置をとってきた」と高島屋広報。都は10日時点で百貨店への休業要請を継続しているが、そもそも対象範囲については明確なガイドラインがなく、これまでの休業も自社判断で実施してきた。「連休中にも百貨店のファッションフロアなどでお買い物をされたいというお客さまのニーズが多くあり、(全館営業の)再開を決めた」。なお日本橋高島屋S.C.、玉川高島屋S・Cの専門店部分に関しては、ファッションや雑貨を扱う店舗、レストランなどの営業をすでに順次再開している。
百貨店への休業要請が解除される京都の2店(高島屋京都店、高島屋洛西店)は、平日の全館営業を再開する(休日は食料品フロア以外を休業)。