資生堂は、デジタル領域で多くの支援実績を持つアクセンチュアとデジタルマーケティング業務とデジタル・IT関連業務を提供する合弁会社、資生堂インタラクティブビューティーを7月に設立する。資本金は1億円で資生堂が過半を出資。両社から約250人の社員が所属し、デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築を加速する。
資生堂は、2月にアクセンチュアと戦略略的パートナーシップを結び、デジタルマーケティングの加速、グループ全体の基幹業務システムの統一・標準化、及びデジタル専門分野での社員のスキル向上を図ることを進めていた。今回の合弁会社設立でそれらを強めることはもちろん、「デジタルフォーメーション(DX)を推進し、お客さま一人一人に合わせたパーソナライズされたサービスを生涯にわたりデジタル、リアル問わずシームレスに提供できるような、ビューティをよく知るデジタル・IT専門家集団になる」と魚谷雅彦資生堂社長兼CEOは語る。
資生堂インタラクティブビューティーは、「すべての人生を健やかでリッチに。デジタルとテクノロジーを駆使して一人ひとりの明日のビューティー体験を創造する。」をミッションに掲げ、アクセンチュアが有するデジタルとITの専門性や優れた人材育成プログラムを導入する。従業員には生産性の高い働き方や最新のデジタル・IT教育機会を提供。消費者にはパーソナライズされた店頭とオンラインを融合したサービスなどを行う。また、資生堂やグループ会社にデジタルマーケティング業務、デジタル・IT関連業務を提供することで、日本・世界のビューティ業界に資するような取り組みを進める。