「ミュウミュウ(MIU MIU)」は「リーバイス(LEVI'S)」とコラボレートし、リメイクジーンズのカプセルコレクションを発表した。1000着の数量限定で発売する。価格はデザイン次第で、980ドル(約10万5000円)や5800ドル(約62万6000円)など。5月中旬にロンドンのセルフリッジ(Selfridges)と上海のショッピングモール「IAPM」でデビュー。日本国内では24日、取り扱いを開始する。その後5月25日〜6月6日にロサンゼルスの「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」で販売。「ミュウミュウ」の店舗やECには6月18日から並ぶ予定だ。
「ミュウミュウ」を擁するプラダ・グループ(PRADA GROUP)のミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)は2020年12月、“アップサイクルド バイ ミュウミュウ(Upcycled by Miu Miu)”プロジェクトを発足。第1弾では、世界中から集めた1930~70年代のドレスやワンピースを同氏が刺しゅうやリボン、スパンコール、クリスタルビーズなどを使って「ミュウミュウ」らしくリメイクした。今回もアイテムは全て一点物。それぞれのアレンジは手作業で施されている。
本コラボでは1980〜90年代の「リーバイス」のシグネチャーモデル“501”ジーンズやデニムジャケットに、スパンコールやパール、刺しゅう、レザーなどを加えてアレンジ。“501”ジーンズはメンズを使用し、膝丈とフル丈の2種類をそろえた。ジャケットはパフスリーブや白いレースを使ったフリルの襟などを施した。腰部分のジーンズのタグもライトピンクに変更し、両ブランドのロゴを記した。
キャンペーンには、俳優のエマ・コリン(Emma Corrin)とモデルのリラ・モス(Lila Moss)、ジョージア・パーマー(Georgia Palmer)を起用した。フォトグラファーのジョニー・デュフォート(Johnny Dufort)が撮影。コリンはパフスリーブのデニムジャケットと、スパンコールが輝く“501”ジーンズを着用。モスは全体がビーズで飾られたセットアップに、パーマーはレザーで装飾されたアイテムを着ている。デザインを通してマスキュリニティー(男性性)やフェミニニティー(女性性)の揺らぎを遊び心満載に表現した。