そごう・西武は、14日から西武池袋本店、西武渋谷店の営業面積を拡大する。東京都の休業要請に基づいて閉めていた衣料品、宝飾を除くラグジュアリーブランド、服飾雑貨、インテリアなど売り場の大半が営業を再開することになる。呉服、宝飾・時計、美術などは休業を継続する。緊急事態宣言が延長された12日に都内店舗の営業面積を大幅に拡大した高島屋に続く動きになる。
19時30分までの時短営業の体制をとりながら、都が休業要請から除外する「生活必需品」の範疇を自社の判断で広げた。「お客さまや取り引き先の要望を踏まえて、生活インフラとしての期待に応える」(同社広報)という。
都内の百貨店は、実質的な営業再開に踏み切る高島屋とそごう・西武と、営業再開を食品や化粧品、服飾雑貨、インテリアなど一部にとどめる三越伊勢丹、大丸松坂屋、松屋、東武百貨店、東急百貨店などとに対応が分かれている。