ファッション

ラルフ ローレンが「クラブ モナコ」を売却 事業戦略の見直しの一環

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)は、傘下ブランド「クラブ モナコ(CLUB MONACO)」を米投資会社リージェント(REGENT)に売却する。6月末までに手続きを完了する。

 パトリス・ルーヴェ(Patrice Louvet)=ラルフ ローレン 社長兼最高経営責任者(CEO)は、「この22年間、『クラブ モナコ』はラルフ ローレンファミリーの大切な一員だった。ブランドとそのチームの貢献に感謝する。今後われわれの主要ブランドの強化を図る上で、『クラブ モナコ』の長期的成長を視野に入れた最適な措置だと考えている。ブランド戦略や運営の面で豊かな専門知識を持つリージェントのもとで、絶え間ない発展を続けるだろう。最大のポテンシャルを引き出せると確信している」と語った。

 マイケル・ラインスタイン(Michael Reinstein)=リージェント会長は、「『クラブ モナコ』はモダンなスタイルでたくさんのロイヤルカスタマーに愛され続けているブランドだ。成長に向けてたくさんの可能性を秘めている。われわれの小売りやECの経験を生かして、ラルフ ローレンが20年以上にわたって築き上げたブランドのこれからを築けることが光栄だ」と述べた。

 ラルフ ローレンは2020年8月、事業戦略の見直しを実施。その中には社内組織の再編や、傘下ブランドのポートフォリオの見直しが含まれていた。その一環として同年の「チャップス(CHAPS)」のライセンス譲渡に加えて、今回「クラブ モナコ」も売却する。これによって、主要ブランドをよりサステナブルな成長へ導く。

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