「WWDJAPAN」5月17日号は、「複業を解禁せよ! 多様な働き方」特集です。コロナ禍で働き方が見直される中、商業施設などが突然の休業に見舞われても副業を解禁できていない企業は多くあります。「WWDJAPAN」ユーザー2130人への働き方に関する意識調査を行ったところ、8割が「副業したい」と回答。本号では副業・複業のメリット、これからの働き方について考察します。
特集では、ファッション&ビューティ業界30社に聞いた、副業解禁のメリットと導入できない理由の紹介をはじめ、副業・複業先進企業のロート製薬とスマイルズに制度作りについて教えてもらいました。またファッション&占いエディターとして活躍する青木良文さんを取材。自身も複業を実践する青木さんにこれから200年続くと言われる「風の時代」の概念を通して、これからの生き方、働き方を指南いただきました。さらに芸能活動を行う現役販売員、ブランドを立ち上げたファッションPR、美容室と出版社を運営する編集者など、複業でマルチな才能を開花させた6人のインタビューも掲載しています。
表紙には新星モデルの吉井添が登場。幼少期から絵を描き続け、学生時代に美術を学び、アーティストの顔を持つ彼に、モデルとアーティストの2つの顔を表現してもらいました。表紙のアートワークは吉井による描き下ろし。特集内にはインタビューも掲載しています。
中面では、好調な「ゾゾタウン」を運営するZOZOにフォーカス。2020年度は過去最高益を更新し、時価総額1兆円に復帰しました。創業者でカリスマ経営者の前澤友作氏の退任後、指揮を取る澤田宏太郎ZOZO社長兼CEOに新たな方針や今後についてインタビューしています。
新連載「ファッション&ビューティも政治を語る」がスタート。「知らないんだから、ファッションやビューティは政治を語るな」という風潮に反旗を翻すべく、ファッション&ビューティ業界の人々が知るべき、語るべき政治のトピックをお届けします。初回はKREABの友廣里緒アソシエイト・ディレクターを招き、中国の新疆ウイグル自治区で生産されている“新疆綿”を巡る、強制労働などの人権問題について考えます。
COVER CREDIT
MODEL & ILLUSTRATION: TEN YOSHII(IMAGE)/
PHOTO:KENTARO MINAMI/
STYLING:YOSHI MIYAMASU(SIGNO)/
HAIR:EIJI KADOTA(SIGNO)/
MAKE UP:TORU SAKANISHI(SIGNO)/
DESIGN:JIRO FUKUDA