新星モデルの吉井添(19)は、マルチな才能を持つ表現者だ。学生時代には美術を専攻し、自身のインスタグラムでもアートワークを発表。また趣味のコスプレを通してメイクを独学した。自身初の表紙登場となった「WWDJAPAN」5月17日号では、吉井の写真と、吉井が描き下ろした絵を合わせて、モデルとアーティストの2つの顔を表現した。
6月にはファッションブランド「カンゴールリワード(KAGOL REWARD)」と初のコラボレーション企画「吉井添×カンゴールリワード」の商品が発売予定。今後、モデルに加えて、アーティストとしても活動の幅を広げる吉井に仕事や自身のファッション、目標について話を聞いた。
WWD:モデル活動を始めたきっかけは?
吉井添(以下、吉井):自分に自信がなかった高校2年生のとき、周りに「モデルをやってみたら?」と言ってもらえたことがきっかけでした。オンラインでリサーチすると、今の事務所(Image)を発見し、企業理念の「真善美」に共感。ダメ元でしたが、自ら写真を送ったところ、書類が通って驚きました。
WWD:自身で応募したんですね。コスプレをしていたそうですが、写真を撮られることは好きでしたか?
吉井:あまり得意ではありませんでした。中学2年生の頃にコスプレをはじめたのは現実逃避ができて、他のキャラクターになりきることで自分に自信を持ちたいと思ったから。コスプレを通して、独学でメイクを勉強することができました。粘土で作ったツノを付けて、人間ではない想像的な生き物になりきるなど、特殊メイクのようなことまでやっていました。現場に合わせて色を変えるという、今のモデルの仕事にも通ずることかもしれません。
WWD:モデルの仕事を始めて2年目になりますが、気を付けていることは?
吉井:あいさつをしっかりすることです。コミュニケーションをとることが得意な方ではないので、関わる皆さんと働きやすくなるように、できる限りリラックスした状態を作ろうと心掛けています。あいさつはそこにもつながっていく大切なことだと思っています。
WWD:仕事で楽しいと思うことは?
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