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西武池袋本店・渋谷店が高級ブランドを20日から再び休業 都の「高級衣料品」指摘を受けて  

 そごう・西武は都内2店舗(西武池袋本店、西武渋谷店)の営業範囲を見直し、ラグジュアリーブランドに相当する「プレステージブランド」の売り場を5月20日から休業する。営業範囲の見直しは、東京都の要請に応じたもの。両店は4月25日から5月13日にかけ、食料品売り場を除いてほぼ全館を休業していたが、同14日からはファッションなど大部分の売り場を営業再開していた。

 西武池袋本店は1階と6階の一部売り場、西武渋谷店はA館の1〜2階、B館の2〜4階の一部売り場が対象になる。「きょう(17日)東京都との一連のやりとりがあり、要請に応じて(『プレステージブランド』売り場の)再度休業を決定した」(そごう・西武広報)。

 緊急事態宣言が延長された12日から高島屋、14日からそごう・西武、15日から三越伊勢丹や松屋などが営業フロアの拡大に動き、実質的に全館営業に近いかたちになっていた。一方、東京都は日本百貨店協会に対して12日と14日に休業要請を徹底させる通知を出した。14日午後には小池百合子知事が「高級衣料品は生活必需品に当たらない」とコメントし、営業エリアを拡大する百貨店に釘を刺した。三越伊勢丹は営業再開したラグジュアリーブランドや時計などについて、都の再度の要請を受けてどう対応すべきか検討していることを認めた。12日から大部分の営業を再開した高島屋は、現時点では変更の予定はないとしている。

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