東急不動産は、東京・渋谷区の新複合施設「代官山町プロジェクト(仮称)」に着工した。2023年秋に竣工の予定だ。
建築家の隈研吾が設計を担当した賃貸住宅、オフィス、商業施設で構成される複合施設。地上10階・地下2階建てで、敷地面積は約4000平方メートル、延べ床面積は約2万2000平方メートルになる。八幡通りに面した代官山アドレスの隣接地で、“暮らす”“働く”“遊ぶ”を融合したライフスタイルの提供を目標にしている。
建物は“木箱”を積み上げたような形状。1つの大きな箱ではなく、小さな箱を積み上げることで多様性を表現した。緑豊かな外観で、真ん中にはアトリウム(中庭)も設けた。デザインした隈は「木箱は空とつながるだけではなく、街とも結ばれ、木箱の生活は代官山の街の活動の一部になる」とコメントした。