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連載 1%から見るファッション

身体の多様性を未来に 落合陽一監修のファッションショーがデジタル配信

 パフォーミングアーツを通じて、障害・性・世代・言語・国籍など、個性豊かな人たちと一緒に楽しむ芸術祭「True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭 -世界はいろいろだから面白い-」は5月30日、落合陽一を総合ディレクターに迎えたオンライン・ファッションショー「True Colors FASHION 身体の多様性を未来に放つ ダイバーシティ・ファッションショー」を公式YouTubeチャンネルで配信する。ショーでは、多彩なモデルとデザイナーらが、身体機能を拡張するファッションやテクノロジーを通じて、多様な身体像を考えて表現。身体障害や知的障害、妊婦や高齢者などがモデルを務め、さまざまなブランドや、義足や車いすのメーカーが参加した。ファッションブランドでは、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」や「ハトラ(HATRA)」「カンサイ ヤマモト(KANSAI YAMAMOTO)」「コトハヨコザワ(KOTOHA YOKOZAWA)」「トミー ヒルフィガー アダプティブ(TOMMY HILFIGER ADAPTIVE)」「オトングラス(OTON GLASS)」「01」などが登場。ショーの後は、落合とデザイナー、モデルが出演するバックステージ・インタビューを放映する。

 オーディオガイドでは、視覚障害者向けの音声ガイドに加え、日本語音声ガイド、日本語・英語字幕の鑑賞サポートも用意。「ファッショニスタがお送りするオーディオガイド」では、ファッションディレクターの山口壮大、車いすのファッションジャーナリストの徳永啓太、True Colors FASHIONの金森香プロデューサー、「WWDJAPAN」の村上要編集長がショーの模様を実況する。

 また、デジタルメディアの「トキオン(TOKiON)」がミヤシタパークに構えるリアル店舗「トキオン ザ ストア」では、今回のショーに登場する音楽を“着る”デバイスの「ライブ ジャケット(LIVE JACKET)」や、ALS患者である武藤将胤が立ち上げたファッションブランド「01」、自閉症児の父親でもあるトミー・ヒルフィガーが立ち上げたアダプティブ・ライン「トミー ヒルフィガー アダプティブ」のアイテムを展示(6月13日まで)。展示期間中は、「トキオン」のオンラインショップでも「01」や「トミー ヒルフィガー アダプティブ」の商品を販売する。

 5月24日発売の「WWDJAPAN」は、「1%から見えるファッション」特集。車いすのファッションジャーナリストの徳永啓太が、多様な身体と多様なファッションに迫ります。

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