広告や出版業界でトップフォトグラファーとして活躍する4人によるユニットAMUが5月25日〜6月5日、東京・青山のギャラリー5610で初の個展を開催する。
ユニットのメンバーは、「カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」などの撮影を手掛ける中川十内、講談社、集英社、小学館などの媒体で活躍する戸田嘉昭、「ソニー(SONY)」「マツダ(MAZDA)」などをクライアントに持つ池田保、「資生堂(SHISEIDO)」「カネボウ(KANEBO)」などの写真を手掛ける近藤正一。いずれも広告・雑誌媒体などで活躍する物撮りのベテランばかりだ。ユニット名のAMUは、近藤、中川、池田、戸田のイニシャルKNITの和訳。4人それぞれの写真を組み合わせることで新たな一つの作品にトランスフォームさせるという実験的な取り組みだ。
初回個展のテーマは「ポリフォニック・カラーズ(独立している複数の色)」。個人ではなく4人のセッションとして、それぞれが持つカラーで1つの写真を構成する。まるでジャズのカルテットが音楽を奏でるように作品を作りだしている。
AMUは、この活動を通して、写真の本質から外れた新たな主体を生み出し、撮るという主体的行為から離れて無意識に何かを生むことを目的としており、他人に委ねて客観性を持たせることで成立する作品を提供する。
会期中に、約30点の作品を展示販売する。
■「POLYPHONIC COLORS」
日程:2021年5月25日〜6月5日
時間:11:00〜18:00(日曜〜木曜日)12:00〜19:00(金曜〜土曜日)最終日は17:00まで
場所:ギャラリー5610
住所:東京都港区南青山5-6-10