ジーンズ大手、エドウインの子会社で秋田県・五城目町に本社がある秋田ホーセ(1973年創業)は、県内にある4工場すべてを閉鎖する。「全社員208人に希望退職に応じてもらう考え」(エドウイン経営企画部)で、ハローワークなどに再就職の支援を要請した。
「近年、低価格ジーンズの台頭で販売が低迷していたところに、コロナショックが大きく影響した。エドウインの売り上げは前年比3割減となり、これに伴い秋田ホーセの稼働率も3割ほど減り、休業する日もあった」という。「今後も回復が見込めない」として、現在手掛ける仕事を終える7月から9月上旬までの間に順次閉鎖することを決定した。
エドウインは2014年に伊藤忠商事の傘下に入った際、国内に13の縫製工場を保有していたが、今後は青森県・弘前市にある子会社みちのくジーンズの持つ5工場で“MADE IN JAPAN”を守っていく。