サステナビリティ

アディダス最大のランニングキャンペーン 1km走るごとにペットボトル10本分の海洋廃棄物を回収

 「アディダス(ADIDAS)」は、海洋プラスチック汚染に対するグローバルキャンペーン“ラン フォー ジ オーシャンズ(RUN FOR THE OCEANS)”を6月8日まで実施している。海洋環境保護団体「パーレイ フォー ジ オーシャンズ(PARLEY FOR THE OCEANS、以下パーレイ)」との共同企画で、参加者が1km走るごとに、ペットボトル10本相当の海洋プラスチックゴミを回収する。ランニングアプリの“アディダス ランニングアプリ”“ストラバ”などから誰でも参加可能だ。

 日本からは、「アディダス」グローバルアンバサダーを務める女優・タレントのローラをはじめ、カヌー スラローム競技の羽根田卓也選手やビーチバレーボールの坂口佳穂選手、マラソンの岩出玲亜選手ら「アディダス」契約アスリートが参加。さらに、アディダス ジャパンと協定を結ぶ渋谷区や原晋監督率いる青山学院大学陸上競技部、サッカー日本代表など、過去最多のパートナーが参加する。

 開催に合わせてオンラインで行った決起集会には、羽根田選手と坂口選手、原監督、長谷部健・渋谷区長が出席。ランニングの月間走行距離が200kmを超えるという長谷部区長は「心身のリフレッシュと同時に、環境問題の解決につながる素晴らしい機会。代々木公園など渋谷の自然に触れながら、せひ参加してもらいたい」と語った。羽根田選手は「200kmも走ってるんですか⁉︎僕もランニングしていますが、全然追い込めてないですね(笑)」と、長谷部区長に反応しながら、「カヌーは綺麗な水辺環境が不可欠。このキャンペーンを通して、1人でも多くの人に海洋汚染に関心を持ってもらえたらうれしいです」と話した。 

 「アディダス」はパーレイとのパートナーシップを17年に締結。これまでも1km走るごとに1ドルを寄付するキャンペーンなどを行ってきた。今回は具体的なゴミ回収量を示すことで、参加者の拡大と環境問題への意識を高める狙いだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

ラン&フィットネス特集2025  イノベーションが加速するラン市場を深掘り!【WWDJAPAN BEAUTY付録:転換期迎えるドラッグ&バラエティーストアのPB 新たな流れを創出】

「WWDJAPAN」2月24日号は、“ラン&フィットネス”と題した恒例のスポーツ特集です。今回は、改めて国内外で熱を帯びているランニングのマーケットにフォーカス。3月2日には、約3万8000人が出走予定の東京マラソンも控えており、ランニングを意識する機会は増えそうです。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。

バナーイメージ