「クリニーク(CLINIQUE)」はメキシコ出身の女優で歌手のメリッサ・バレラ(Melissa Barrera)をグローバルアンバサダーに起用した。2020年1月からグローバルアンバサダーを務めるイギリス人女優のエミリア・クラーク(Emilia Clarke)とともに、スキンケアやメイクアップなど複数のキャンペーンに登場する予定だ。なおメリッサを起用した新しいクリエイティブ(ビジュアル?)は21年秋から展開予定。
「クリニーク」上席副社長兼ゼネラルマネージャーのミシェル・フレイリ(Micelle Freyre)は、「世界が危機に立ち向かい、新しい生活様式を踏まえた日々を送る中、私たちは未来志向で前向きな気持ちでいたいと願っている。メリッサは多彩な才能を持ち、美しさと可愛らしさを兼ね備えたラティーナ。私たちにポジティブなパワーを与えてくれる。彼女の情熱、エネルギー、人生観、ルーツやアイデンティティの全てがブランドに新たな風をもたらすことは間違いない」と期待を述べる。
今回のアンバサダー起用に際し、「クリニーク」はグローバルアンバサダーに求める側面を再定義。「クリニーク」グローバル クリエイティブ ディレクターのエリザベス・ノーラン(Elizabeth Nolan)は「ブランドを代表するアイコンとして、容姿の美しさや話題性だけでなく、豊かな人間性や個性を重視した。メリッサに会った瞬間に、彼女の大胆さと知性を兼ね備えたアイデンティティーが、内側から溢れ出る真の美しさを表していることがわかった」という。
メリッサは「クリニークは私の家族が代々愛用し続けてきた象徴的なブランド。心から喜びを感じている」とコメント。さらに、「『クリニーク』は化粧品という枠を超えて、多くの女性リーダーが活躍する企業として、女性のエンパワーメントを推進している。そんなブランドのアンバサダーとなることを誇らしく思う。また、ブランドを代表する初のラティーナであることは、とてもうれしく光栄だ。私たちの文化は非常に多面的で、一つの顔がラテン系の美しさの全てを表すことは決して出来ないが、私のルーツを深める今回の挑戦にワクワクしている」と語った。
メリッサはメキシコのモンテレイで育ち、ニューヨーク大学・ティッシュ芸術部で学んだ後、メキシコのテレビシリーズ「シンプレ・トゥヤ・アカプルコ」に出演。アメリカのテレビドラマ「ヴィダ」、新作ミュージカル映画「イン・ザ・ハイツ」など、ドラマを中心に数多くの作品に出演する。現在はロサンゼルスを本拠地として活動している。