「ジーユー(GU)」は今春スタートしたベビー服の「ジーユー ベビー(GU BABY)」で、テレビ東京の赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」とのコラボレーションアイテムを発売した。赤ちゃんの感性を育み、赤ちゃん自身のためになるベビー服を意識して企画。6月3日からECで販売しており、11日からは全国の「ジーユー ベビー」取り扱い店舗で販売する。
アイテムは全3型。キッズ用Tシャツ“シナぷしゅジユウT”(1290円)、キッズ用パンツ“ぷしゅポッケサマナルパンツ”(990円)、子供とおそろいで着られる大人向けユニセックスTシャツ(1690円)だ。いずれも民放初の赤ちゃん向け番組であるテレビ東京の「シナぷしゅ」に登場するキャラクター「ぷしゅぷしゅ」をメインに使用している。
“シナぷしゅジユウT”のデザインポイントは、ボタンで留められたポケットの内側に施された刺しゅう。ポケットの中を覗くと別世界が広がり、子供の想像力を掻き立てる狙いがある。また、子供自身でも外しやすい大きなサイズのボタンは指先を活性化させることができ、自分で外す練習となって「自分でできた」という達成感を感じることができる。前後どちらでも着られるデザインにすることで失敗をなくし、こどもの“お着替え”を肯定する。
“ぷしゅポッケサマナルパンツ”のデザインポイントは、ポケットの中のキャラクター。これにより、ポケットを引っ張り出すという特別な動きを促すことができ、動きやすい七分丈の“サマナルパンツ”を着用してびのびと動く事で意欲的な心の育成が叶うという。
「ジーユー」公式サイトでは、商品と連動して実際に服を着ながら楽しめる動画や、服の成り立ちを学べる動画など合計5本のスペシャルコンテンツを用意。いずれも「ジーユー ベビー」の服を着て、家族で楽しめる内容となっている。
成長後にも「お気に入り」として思い出してもらえる服に
3日にはコラボ商品の発表会も実施。登壇したジーユーの平松修吉グローバル商品本部VCP部門キッズチームリーダーは、「『ジーユー』らしいファッション性、実用性、安心の品質、低価格に加え、赤ちゃん目線の赤ちゃん自身のためのベビー服を作りたいと思った」とコメント。コロナ禍で在宅時間が長くなるなか「子供とのおうち時間を充実させたい、もっと楽しく子供とコミュニケーションを取りたいという親御さんの一助になりたかった」とその開発背景を述べた。「子供が大きくなってから、お気に入りの一着だったと思い出してもらえる服」を目指したという。
同発表会では、ともに子育て中のママである小林和実グローバル商品本部バリュークリエーション&プランニング部門キッズチームマーケティングと、テレビ東京で「シナぷしゅ」を担当する飯田佳奈子 制作局クリエイティブビジネス制作チームによるトークショーも催され、それぞれの子供が着用して喜ぶ姿を収めたビデオが披露された。
「シナぷしゅ」は、赤ちゃんの脳科学研究の第一人者である、東京大学の開一夫教授の研究室である「東大赤ちゃんラボ」が監修し、過去の放送作品は文化庁メディア芸術祭・エンターテインメント部門を受賞するなど注目を集めている。今回のコラボ商品に対し開一夫教授は「見えていないものは、そこに無いのではなく、赤ちゃんでもそこに何かがあるとわかっている。ポケットの中に世界があるしかけは、赤ちゃんにとって『隠れているものをイメージすること』につながる」とコメントしている。