陸上の山縣亮太選手が6日、鳥取で行われたレース「布勢スプリント」で男子100メートル走9秒95の日本新記録を樹立した。2019年にサニブラウン・アブデル・ハキーム選手がマークした9秒97を100分の2秒更新した。9秒台は日本選手として4人目。
山縣選手が着用したのは、「ナイキ(NIKE)」の“ズーム スーパーフライ エリート 2(ZOOM SUPERFLY ELITE 2)”(1万6500円、税込)。足底に付いた8本のピンが高いグリップ力をもたらし、主に100〜400メートル走やハードル競技に使用されるモデルだ。フライニットを伸ばし、蒸気で定着させてフィット感を向上させた“アトムニット”のアッパーも特徴で、「フィット感がすごく良くて、アッパーが足に密着する感じがある。レース最後まで力を出しきるには、スパイクのなかで足が滑らないことが大事なので、とても気に入っています」と山縣選手。
山縣選手は同レースで東京五輪の参加標準記録(10秒05)を突破。6月24日に大阪で始まる日本選手権で3位以内に入れば、代表入りが内定する。