1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は歌手のビヨンセ(Beyonce)が発信して話題となった“白玉点滴”について。
私が憧れるのは韓国アイドルのような真っ白な美肌。内側から潤っているような艶感と、透明感。360度どこから見ても美しい――。一体、どうしたらそうなれるの?今は1年の中で、最も紫外線が強い時期。 マスクをしているとはいえ、マスク焼けや摩擦によるくすみなどが気になる今日このごろ(ぴえん)。スキンケアはもちろん大事なのだけど、内側ケアにも本腰を入れたい。ならばと、ここ数年根強い人気の“白玉点滴”を受けてみた。
そもそも白玉点滴とは?
歌手のビヨンセが好んで受けていることで話題となったことから“ビヨンセ点滴”と呼ばれたり、ホワイトニング効果が期待されることから“白玉点滴”ともいわれたりするこの点滴。主な成分は「グルタチオン」である。グルタチオンとはグルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合したもの。グルタミン酸は成長ホルモンを促し免疫を高める働きが、システインはメラニン生成を抑制する働き、グリシンはコラーゲンを生成する働きがある。グルタチオンは体内のほとんどの細胞に存在しているものの、20代をピークに減少してしまうという(とほほ……)。しかも胃腸ではなかなか体内に吸収されないため、点滴で投与するのが理想的だそう。そんなグルタチオンの働きは、抗酸化作用や解毒作用、酵素の補酵素など多岐にわたる。
中でも注目したいのが抗酸化作用と解毒作用だ。老化の原因となる活性酸素の発生を抑制する働きがあることから、体のサビつきを防ぎ、エイジングケアにも期待。また、メラニンの生成を阻害し、今あるメラニン自体も減らす作用があるそうで、シミやくすみの改善にパワーを発揮してくれそうだ。そうした肌へのうれしいアプローチだけでなく、免疫力を高める働きから、アレルギーへの耐性も高めてくれるという。調べれば調べるほど「グルタチオンって心強いわ……」と、思わず声が漏れてしまう。さらに、体内に蓄積された有害物質を排出してくれる解毒作用があるため、肝機能の改善も目指せるとのこと。肝臓の解毒パワーって本当に大事で、ここがうまく機能していないと疲れやすくなったり、なんだか調子が悪かったりするのよね。年齢を重ねるほど肝臓をいかに健康に保つことが重要か、しみじみ思う。ヘルスケアとしても注目なのだ。
「くすみ疲れ顔」に、SAY GOOD BYE!
ということで、今年に入ってから1回/1000mgのグルタチオン点滴を月に2〜3回続けている。点滴時間はグルタチオンの濃度にもよるが、15〜30分ほど。継続した結果、個人的にまず感じたのは、疲れの軽減。いつもならヘトヘトになってしまうようなスケジュールでも「あれ?まだ動けるわ」という元気さ。そして、くすみが改善されたことで鏡に映る自分に透明感が……!これはいつものスキンケアも楽しくなるわい。くすんだ疲れ顔から、シャキッとるんるん顔へ。この夏は、内側ケアでいつでも絶好調な自分で過ごしたい。そうそう、グルタチオンは医療現場で広く使われ、安全性が高いといわれていますが、持病のある人などは医療機関に相談してみてくださいね。