繊維商社のヤギ(YAGI)とカジュアルチェーン大手のパルグループホールディングス(PAL GROUP HOLDINGS)、財団法人ピース バイ ピース コットンプロジェクト(PEACE BY PEACE COTTON PROJECT以下、PBP)は3社共同で、オーガニックコットンを介したインドの農村支援をスタートする。6月14日から、主力の「スリーコインズ(3COINS)」「ミスティック(MYSTIC)」など10ブランドで、インドで調達したオーガニックコットンを使ったTシャツ2型の販売をスタートする。パルはブランドを横断してアイテムを販売するとともに、収益の一部を現地のNGOを通じて贈り、直接現地の農家の子どもたちへ奨学支援を行う。
6月14日から販売するアイテムはTシャツ(1650円)とフレンチスリーブTシャツ(同)の2型で、同アイテムを取り扱うブランドはほかに「チャオパニックティピー(CIAOPANIC TYPY)」「ナイスクラップ(NICE CLAUP)」など。パルは2019年に社内に社長直轄組織としてサステナブル委員会を設置しており、このプロジェクトは同委員会のプロジェクトとしてブランドを横断して取り組む。
PBPはオーガニックコットンを栽培する農家への直接支援を掲げており、その中でPBPの会員であり理事でもあるヤギの独自の取り組みとして、オーガニック綿花の購入代金に金額を上乗せして基金を積み立て、インドのNGOを通じて、農家の就労支援や有機農法への転換支援などに充ててきた。今回の3社共同プロジェクトでは、収益の一部をインドのオリッサ州パーナパニー村のオーガニックコットンの栽培農家の子どもたちへ、高校以降のカレッジや専門学校など高等教育の就学支援に充てる。
ヤギ アパレル第二事業本部 第二事業部 426課
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