「WWDJAPAN 2021上半期ベストコスメ」を発表! 「WWDJAPAN」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで2021年上半期(1~4月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。
バラエティー・ドラッグストア「ボディーケア」部門の新製品1位は表が割れた。「ニュクス(NUXE)」“プロディジュー フローラル オイル”、「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」“スーパーポジティブ ディープモイスト ボディソープ”、「クナイプ(KNEIPP)」“バスソルト ラベンダーミント”、「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」“ボディソープ 好きになっちゃう香り”、「アルジェラン(ARGELAN)」“モイストグロー ボディソープ”と5製品が同率となった。全体的にインバス、アウトバス時間に“癒やされる”と評価されるアイテムがランクイン。さらにギフト需要にも効果的なアイテムが選ばれた。
総合1位は「バース(BARTH)」“薬用 中性重炭酸入浴剤”に決定。「WWDビューティ ベストコスメ2020」では総合2位だった同製品は、半期間で1位に上りつめた。バイヤーは「浸かる美容液とも言われる入浴剤。体の芯から温まりツルツルに。リピーターも多い」と太鼓判。2位は「タカミ(TAKAMI)」“スキンピールボディ”、3位は「キュレル(CUREL)」“ローション[ポンプ]”となった。(価格は全て税込)
新製品
1位 “プロディジュー フローラル オイル”
「ニュクス」
ツバキオイルやアルガンオイルなど、7種の植物オイルを配合した美容ドライオイル。1本で、顔、ヘア、ボディーに使えるマルチオイルで注目を集めた。トップに、グレープフルーツやレモン、オレンジなどの柑橘系が香り、ミドルでマグノリア、従来の“プロディジューオイル”を象徴するオレンジブロッサムとプチグレン、ラストはホワイトムスクが香る。スキンケアのファーストステップとして使えば、肌を柔らかくし次のスキンケアステップのなじみを良くする。96.9%自然由来成分を配合したナチュラルな処方。限定発売品が定番化し人気に。(50mL、3300円/100mL、5610 円)
1位“ スーパーポジティブ ディープモイスト ボディソープ”
「ザ パブリック オーガニック」
幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌を刺激する精油をブレンドしたボディーソープ。リラックス作用のあるα-ピネンと、副交感神経を優位にする作用のあるテルピネン-4-オールを含有するフランキンセンス精油と、少量を香ると鎮静作用、多量に香ると心に高揚感をもたらすと言われるイランイラン精油をブレンド。95%天然由来原料を使用。幸福感に満たされる、前向きな気持ちになれると話題に。(480mL、1408円/240mL、770円(数量限定)/詰替え400mL、1078円)
1位 “バスソルト ラベンダーミント”
「クナイプ」
甘くみずみずしいラベンダーの香りとクールな感触のミントを配合したバスソルト。リラックス効果が高いハーブとして知られるラベンダーの香りに、メントールの効果によるひんやりバスタイムが楽しめる。「クナイプ」のバスソルトは、ドイツ中部のゲッチンゲンで採取される、天然のミネラルを豊富に含む岩塩を使用している点もユニーク。外出機会が減り「毎日のルーティンで気分転換したい」「香りで癒やされたい」というニーズを取り込んだ。数量限定。(50g、165円)
1位 “ボディソープ 好きになっちゃう香り”
「オーシャントリコ」
人気サロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」プロデュースの「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」のボディーソープ。植物由来の洗浄成分をベースに、11種類のアミノ酸、EGFやFGFなど9種類の保湿成分を配合。濃密モコモコの泡で、肌をやさしく洗い上げる。フレッシュなグレープフルーツなど柑橘系トップノートに、フローラルブーケのミドルノート、ベチバー、セダーを感じる「スパイシーベリーフローラル」の香り。シェアードコスメとしても支持されている。(500mL、1375円)
1位 “モイストグロー ボディソープ”
「アルジェラン」
ソープナッツエキス配合の泡でもっちり艶肌に洗い上げる、天然由来原料98%以上配合のボディーソープ。潤いをキープする高知県産榧(かや)オイル、ビタミンC豊富なローズヒップオイル、保湿成分のアボカドオイル、潤いを保つラフランスエキスが、潤いを与えながら肌をべールで包み込む。ラベンダー精油、シダーウッド精油ブレンドの心落ち着く香り。希少な国産原料を使うなど、サステナブルな取り組みに積極的な点も共感を得ている。(480mL、1078円/詰替え400mL、858円/1dayトライアル10mL、110円)
総合
1位 “薬用 中性重炭酸入浴剤”
「バース」
重曹を使用した、中性重炭酸入浴剤。重曹と「自然由来のクエン酸」の反応による独自技術で、お湯を中性にするのが特徴。中性の湯は、重炭酸イオンをより多く溶け込ませることができ血行促進効果も期待ができる。また、温浴効果により疲労回復を促す。「サウナのように、たくさん汗をかける」「ぐっすり眠れる」といった口コミに後押しされ、売り上げが増加した。(9錠、990円/30錠、2750円/90錠、6600円)
2位 “スキンピールボディ”
「タカミ」
タカミクリニックと共同開発の、オールインワンゲル。顔とは異なる体の代謝サイクルに着目した処方で、ガサつき、ゴワつき、ブツブツ、くすみにアプローチ。ワキの下や、Vライン、ヒップ、後ろももの付け根、うなじ、ひじ、ひざ、かかとまで、これまでお手入れが行き届かなかったパーツにも塗ることができる。「ザラつきにはスクラブ、カサつきには保湿クリーム」と、パーツによって使い分けなくてもいい点も支持されている。(200g、6160円)
3位 “ローション[ポンプ]”
「キュレル」
赤ちゃんから大人まで使える全身用乳液。セラミド機能成分、ユーカリエキスなど潤い成分配合。外部刺激から肌を守る働きを助け、潤いで満たす。のびが良く、ベタつかない。無香料、無着色、アルコールフリー。手洗い機会が増加したことや、家族でシェアできる点も人気を押し上げた。(医薬部外品)(410mL、2530円※編集部調べ)
3位 “モイストグロー ボディソープ”
「アルジェラン」
3位 “ボムバストクリーム リッチ”
「ピーチジョン」
TEXT :MISA KOTAKE