阪急阪神百貨店とZOZOは、「ロエベ(LOEWE)」の共同販売キャンペーンを実施する。両社はお互いの売り場でイベントの告知を行うなど相互に送客する。ZOZOの伊藤正裕取締役COOは、「ロエベ・ジャパンと協議する中で、阪急阪神百貨店の森井規文取締役の紹介を受けた。消費者がシームレスにリアルとネットを行き来する中で、チャネル同士が連携する必要があるという点で一致した」と語り、「ロエベ」が2つの販売チャネルをつないだ形だ。ZOZOは今後、この取組を皮切りに有力な商業施設との協業を加速する。
阪急うめだ本店とZOZO、「ロエベ」は10日から、それぞれの公式通販サイトで、「ロエベ」のカプセルコレクションである“パウラズイビザ(PAULA'S IBIZA)”のアイテムを先行販売する。また、阪急うめだ本店は21日から、9階の祝祭広場で「ロエベ」の催事を計画しており、そこでもコラボレーションした装飾を施すほか、店頭POPなどで「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」での販売告知を行ったり、「ゾゾタウン」の告知を見て来場した客にノベルティを配布する。
ZOZOは4月の決算発表でもリアル店舗の売り場で使用するライブコマースアプリを、今年中にリリースすることを明かしており、今後もリアル店舗との連携施策を加速する考え。