コーセーは、ハイプレステージブランド「コスメデコルテ(DECORTE)」を代表する保湿美容液「モイスチュア リポソーム」の初の刷新を行い、「リポソーム アドバンスト リペアセラム」(1品4種、税込8250〜1万6500円)として9月16日に発売する。グローバルでは、13の国と地域(中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、タイ、マレーシア、イギリス、イタリア、フランス、スペイン、アメリカ、カナダ)で2022年1月1日に展開する。
同社は医療技術から着想を得て1984年にリポソーム研究を開始し、1992年に業界初の多重層リポソーム構造を採用した化粧品として「モイスチュア リポソーム」を発売した。スキンケア効果を高める導入美容液の先駆けとして独自の地位を確立し、現在はブランド内において販売数量とリピート率No. 1の美容液に成長。日本のプレステージ美容液シェア2位にも輝いている。しかし近年は美容医療の浸透とともに、化粧品にも即効性と確実な効果が求められるようになっている。また、美の多様な価値観も広まり、人種や性別などを問わず肌機能そのものが向上するアイテムにニーズが高まっていることから、どんな環境下でも長時間潤いを保持し、あらゆる肌不調に多角的にアプローチする処方へと刷新する。
「リポソーム アドバンスト リペアセラム」が目指したのは“第二の肌”を作ること。付けた瞬間から肌の一部の機能になる肌組成効果と、肌が自ら美しく健やかに生まれ変わる力を高める肌新生効果を持たせるため、ブランド独自処方の新・多重層バイオリポソームを開発。多重層バイオリポソームは既存のブースティング効果、ターゲッティング効果、ロングラスティング効果に加え、新たにリペア&バリア効果、モイスチュアホールド効果の機能があるため、多重層の中に美容成分を含んで角層の奥深くまで浸透し、乾燥による肌荒れやかさつき、くすみなど気になる部分に潤いを与えることが可能だ。
小林一俊社長は、「『コスメデコルテ』はアジアを中心に好調で、20年度は過去最高の売り上げを達成した。今後もシームレスでスピーディなモノ作りでグローバル展開を加速させていく一環として、誕生から30年を迎える22年に『リポソーム アドバンスト リペアセラム』を世界同時発売予定だったが、自信作ができたため日本のお客さまに少しでも早く届け秋のビューティ市場を盛り上げたいという理由から発売を早めた。29年間一度も処方を変えなかった美容液をあえて進化させることに不安もあったが、同製品の効能効果の高さややみつきになる感触は、もう元には戻れないだろう」と期待を込めた。