シューズブランドの「アグ(UGG)」は、人気のファーサンダルなどをレイボーカラーに彩ったオールジェンダー対象のコレクションを発表した。キャンペーンビジュアルには、ラッパーのリル ナズX(Lil Nas X)、トランスジェンダーモデルのハリ・ネフ(Hari Nef)を起用した。また今年で5年目となる「プラウド・プロム(PROUD Prom)」をパシフィック・プライド財団とメディアアドボカシー組織、中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟(Gay & Lesbian Alliance Against Defamation以下、GLAAD)と共に開催。LGBTQ+やアライの若者たちを招待して、それぞれのアイデンティティーや愛を祝った。
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「コーチ」の「プライド イズ ウエアー ユー ファインド イット」から。歌手のリナ・サワヤマを起用
「コーチ」
「コーチ(COACH)」は、自分が心地よく感じるコミュニティーを見つけ、祝うことの重要性に光を当てたキャンペーン「プライド イズ ウエアー ユー ファインド イット(Pride Is Where You Find It)」を展開。ボブ・ザ・ドラァグ・クイーン(Bob the Drag Queen)、俳優のマイルズ・ハイザー(Miles Heizer)、歌手のリナ・サワヤマ(Rina Sawayama)らが自分なりの「プライド」について語る動画を公開した。レインボーカラーのアパレルやシューズを販売。ヘトリック・マーティン・インスティテュート(Hetrick-Martin Institute)やアルバート・ケネディ・トラスト(Albert Kennedy Trust)、ポイント・ファウンデーション(Point Foundation)、センターリンク:コミュニティ・オブ・LGBTQセンターズ(CenterLink: The Community of LGBT Centers)など、LGBTQ+の若者を支援する団体への寄付もを行う。
「H&M」は、“ビヨンド・ザ・レインボー(Beyond the Rainbow)”キャンペーンを実施。女優のMJ・ロドリゲス(MJ Rodriguez)や、アーティストでアクティビストとしても知られるチェラ・マン(Chella Man)などが自身の経験や想いを語る動画を公開した。「プライド」にまつわる対話を増やし、機会平等に向けた支援に取り組む。集まった寄付金に対してH&Mが上乗せする“マッチング”方式で、トレバー・プロジェクトに寄付支援を行う。
「ヴェルサーチェ(VERSACE)」は、レディー・ガガ(Lady Gaga)による、若者のメンタルヘルス問題改善に取り組むボーン・ディス・ウェイ財団(Born This Way Foundation)を支援する。LGBTQ+コミュニティーをエンパワーする楽曲として人気を集める“ボーン・ディス・ウェイ(Born This Way)”にちなみ、10年前のツアーでガガが着用したレザージャケットを再現した。ジャケットはオークションにかけ、収益を同財団に寄付する。加えて、Tシャツやベレー帽などもレインボーデザインに仕上げ、一部収益を財団の支援に充てる。