資生堂は1月にヘアケアブランド「ツバキ(TSUBAKI)」やスキンケアブランド「専科(SENKA)」などを扱うパーソナルケア事業(日用品事業)の売却を発表したが、その事業を引き継ぐ新会社の名称がファイントゥデイ資生堂に決定した。7月1日から稼働し、国内のドラッグストアや量販店のほか、中国やアジア市場での展開を加速する。
ファイントゥデイ資生堂は、資生堂や投資ファンドのCVCキャピタルパートナーズが出資。資生堂の出資比率は35%を占める。今後、スキンケアやヘアケアなどのパーソナルケア製品のマーケティング・販売などを行う。ブランドの育成強化やグローバル展開、DX推進などのイノベーションも加速する。資生堂は同社に従事する社員がこれまで通り業務に専念できる環境作りをサポートするほか、成長支援を行っていく。
社長兼CEOにはアスキーやカネボウなどで手腕を発揮してきた小森哲郎氏が就く。小森社長は「資生堂の丁寧な製品開発のDNAを引き継ぎ、これまで以上にお客さま目線でモノ作りに取り組む」とコメントした。