米国ではカリフォルニアなど、一部州でワクチン接種完了者のマスクの着用義務が解除された。これを受け、リップスティックやリップアイテムへの注目が高まっている。
トレンドを分析するトレンドアリティックス(TRENDALYTICS)によると、リップアイテムの検索数が昨年に比べ3ケタ増している。「ロングウエアリップスティック」の検索数は前年比1135%増、「シマーリップグロス」は同889%増、「プラムリップスティック」は同300%、「プランピングリップグロス」は同259%増だったという。
同社のサラ・バーンズ(Sarah Barnes)=コンテントマーケティングマネジャーは「米国疾病予防管理センター(CDC)によるマスク着用義務の解除は、リップスティックカテゴリーへの関心の高まりを促している。コロナが収束したら、メイクアップの中でもまずはコンシーラーとリップスティック市場が復調すると予測していたが、CDCの発表がなければ、ここまで急激に(関心が)戻ることはなかったかもしれない。メーカー各社がこの需要にどのように対応するか注目だ」と話す。