ファッション

「ブルガリ」がミラノでハイジュエリーイベントを開催 新作コレクション“マニフィカ”を発表(前編)

 イタリア・ローマ発ジュエラー「ブルガリ(BVLGARI)」は6月4日、「ブルガリ ホテル ミラノ(BVLGARI HOTEL MILANO)」で新作ハイエンドコレクション“マニフィカ(MAGNIFICA)”の発表イベントを開催した。昨年はデジタル形式で発表。今年は、経済再開へと向かいつつあるミラノを選んだ。イベントの前夜には、スカラ座でプライベートコンサートと晩餐会が行われ、翌日、花々で埋め尽くしたホテルの庭で新作ハイジュエリーとハイエンドウオッチを発表した。“マニフィカ”コレクションは世界各国で披露される予定。最初の目的地は日本で、6月末に発表する。

ローマへの壮麗な
美への賛辞

 「ブルガリ」は1884年にローマで創業。“マニフィカ”とは、イタリア語で“荘厳”という意味で、約120点のハイジュエリーのうち半数以上は1億円超えだ。コロナ禍でブランドの真髄に立ち帰り、永遠のインスピレーション源であるローマへの賛辞、最高級の宝石、創業以来磨かれてきたクラフツマンシップを融合させた究極のハイジュエリーコレクション。使用した宝石は、世界で4番目に大きい約131カラットのスピネルや約62カラットのエメラルド、5石計約473カラットのパライバトルマリンなど、目を見張る物ばかりで、「ブルガリ」の石のバイイング力は驚くほど。これら宝石の魅力を最大限に引き出すのは、ジュエリー部門のクリエイティブ・ディレクターであるルチア・シルヴェストリ(Lucia Silvestri)の役割。ローマのバロック建築様式や芸術を着想源に、大胆かつ緻密なデザインで見る者を魅了するジュエリーに仕上げている。

日常への第一歩、
ミラノをたたえるイベント

 ミラノで開催された“マニフィカ”の発表イベントは、長いロックダウン明けを祝うかのような華やかさだ。ジャン・クリストフ・ババン(Jean Christophe Babin)=ブルガリ グループ最高経営責任者は、「今回のイベントは、イタリアのクラフツマンシップをたたえるものだ。ミラノはビジネスの中心地という印象が強いが、デザインの中心地でもある。新型コロナに打ち勝ったミラノへの敬意を示すと共に、このイベントが、ミラノが日常に戻る第一歩になれば」とコメントしている。

ミラノのアイコニックな観光名所で
初のジュエリーショー

ガッレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世でのショー

 「ブルガリ」は、ラグジュアリーブティックやレストランが軒を連ねるガッレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世で、“マニフィカ”コレクションのランウエイショーを行った。ショーに先駆け、世界的なテノール歌手であるアンドレア・ボッチェッリ(Andrea Bocelli)と指揮者兼ピアニストでのベアトリーチェ・ヴェネツィ(Beatrice Venezi)が演奏を披露。アーチ形のガラス天井とモザイクの床が美しくエレガントなアーケードに荘厳なジュエリーを着用したモデルが登場し、幻想的な夢の世界に誘うショーが繰り広げられた。

リリー・オルドリッジや
キアラ・フェラーニが来場

 “マニフィカ”の発表イベントには、「ブルガリ」のアンバサダーであるリリー・オルドリッジ(Lily Aldridge)をはじめ、同じくアンバサダーを務めるキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)やエステル・エスポシト(Ester Exposito)などのセレブリティーや顧客、プレス関係者が来場した。ゲストは、花々で彩られた「ブルガリ ホテル」の緑豊かな庭園で“マニフィカ”コレクションを見た後に、屋外でミシュラン3つ星スターシェフであるニコ・ロミート(Niko Romito)の特別メニューを楽しんだ。

問い合わせ先
ブルガリ ジャパン 
03-6362-0100