イタリア・ローマ発ジュエラー「ブルガリ(BVLGARI)」が6月初旬、「ブルガリ ホテル ミラノ(BVLGARI HOTEL MILANO)」で発表した新作ハイエンドコレクション“マニフィカ(MAGNIFICA)”はイタリア語で“荘厳”という名の通り、究極のラグジュアリーを追求したコレクションだ。約120点のハイジュエリーのうち半数以上は1億円超えというマスターピースで、希少性の高い宝石とそれをジュエリーに昇華するクラフツマンシップの融合から誕生した。「ブルガリ」は1884年にローマで創業以来、たゆまず美を追求し大胆な独創性をジュエリーで表現し続けてきた。同ブランドが持つ宝石への情熱とルチア・シルヴェストリ(Lucia Silvestri)=ブルガリ グループ ジュエリー部門クリエイティブ・ディレクターの自由なイマジネーションから生まれるデザイン、それを体現する高度なクラフツマンシップが組み合わさってこそ、最高峰のジュエリーが生まれる。ここでは、そのクリエイションの背景を探る。
希少性の高い宝石が
主役のマスターピース
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新作“マニフィカ”コレクションでは、極めて希少性の高い貴重な石を用いたハイジュエリーが多数そろう。これほど豊富に最高峰の宝石を調達できるのは、名門ジュエラーだからできることだ。“インペリアル スピネル”ネックレスに使用されているスピネルはタジキスタン産の約131カラット。世界で4番目に大きく、1〜3番目に大きいスピネルはイギリスとロシアの王族が所有しているという。市場に出回るスピネルの、まさに頂点というわけだ。センターに約62カラットものエメラルドを使用したネックレスや約35カラットのコーンフラワー色のサファイアをあしらったネックレスなど、想像を超えるハイジュエリーばかりだ。
9通りの着用が
可能なハイジュエリー
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「ブルガリ」の究極のクリエイティビティーとクラフツマンシップの出合いから生まれたのが“ルビー メタモルフォーゼス”ネックレスだ。最近はマルチ使いが楽しめるデザインのハイジュエリーが増えているが、9通りもの楽しみ方ができるのは珍しい。完成までに2500時間を費やしたこのネックレスは、ダイヤモンドのチョーカー、ルビーとダイヤモンドを組み合わせたしなやかなタッセル、チェーンなど取り外し可能な複数のパーツで構成されている。各パーツは目に見えない位置で繊細につながれ、簡単に着け方を変えることができる。「ブルガリ」の限界のないイマジネーションを高度なクラフツマンシップが体現したマスターピースだ。
宝石の魅力を最大限に引き出す
デザインとクラフツマンシップ
完成まで2000時間を費やした“ダイヤモンド パッション”ネックレスは、総計約64カラットのダイヤモンドをカスケード状の花びらのようなパーツにちりばめた華麗な作品。ダイヤモンドを最大限に輝かせる大胆かつ動きのあるデザイン、それを可能にする立体的で緻密な構造とクラフツマンシップが融合したハイジュエリーだ。ボリュームがありながらも、ダイヤモンドのカットにバリエーションを持たせて立体的にセッティングし、軽やかで優雅な印象に仕上げている。
ジュエリーに昇華
地球で数十億年にもわたり育まれた宝石の美しさに対する「ブルガリ」の情熱は相当なものだ。それは、本拠地である歴史と芸術が出逢う永遠の都、ローマと同様、ブランドのDNAに刻み込まれている。長年ジュエラーとして培ってきた経験から「ブルガリ」が採用するのは、世界中で採掘される宝石の1%未満という最高の石ばかり。その石の個性を読み取り、たたえ、類まれなジュエリーに昇華させている。
ブルガリ ジャパン
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