ベイクルーズグループは21日、セレクトショップのヌビアン(NUBIAN)を運営するヴェイパース(東京、吉野誠社長)と資本業務提携を締結したことを発表した。取得した株式数や株式保有比率、出資額はすべて非公表。
ベイクルーズがヴェイパースの経営をサポートし、リソースを集約することで新たな価値創造を目指していく。具体的には、両者の協業による新ブランド立ち上げや若手クリエイターを支援するプラットフォーム・ビジネスの開発、吉野誠ヴェイパース代表取締役によるベイクルーズブランドのプロデュース、アジア市場へのアプローチなどに取り組む。
杉村茂ベイクルーズCEOは「規模や売り上げにとらわれず、独自性や市場価値の高いアウトプットを創出することができると考えている」とコメント。
吉野ヴェイパース社長は「経験も資本もなく3坪でスタートしたヌビアンだが、15年目を迎え、ベイクルーズのような日本有数のアパレル企業と資本業務提携を結ぶことができ楽しみだ。若いクリエイターが活躍できるようなプラットフォーム作りやベイクルーズのリソースを活用し、食住美の分野への進出、人の流れを作るような街作りまで新しい価値の創造やビジネスの在り方を提示していきたい」と話した。
「ヌビアン」は2006年に上野でオープンし、現在は上野、原宿、渋谷に3店舗を構える。ラグジュアリーブランドから気鋭のストリートブランドまでを幅広くセレクトする。