ビューティ

売り場発「ベスコス」だから面白い!編集後記 「今週の特集お届け隊」2021年6月28日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年6月28日号からの抜粋です)

米山:百貨店・セミセルフショップとドラッグストア&バラエティーショップの集計によるランキングにして今回で2回目の「ベスコス」でしたね。

中村:以前は他の美容雑誌と同じく美容家やインフルエンサーの意見を元にランキングを決めていたけれど、僕らのはシンプルに売れ行きでランキング。売り場からの情報なので、ブランドやクライアントへの忖度は一切ナシというのが、うちらしいよね。

米山:私は個人的にすごく好きな「スック(SUQQU)」の4色のアイシャドーパレットが百貨店の新製品でも総合でもトップにランクインして、うれしかったです!売れたものベースはやはり予想を裏切らない感じがありました。

中村:全体的に順当だよね。今回はメンズコスメ部門を新設したけど、新製品も総合も1位から3位まで「シセイドウ メン(SHISEIDO MEN)」が独占。なんでかなとコメントを見たら資生堂顧客の女性が夫の分も買うパターンがあるようで。コロナ下で一緒にいる時間が多いからか、妻は夫の肌が気になったりするらしい(笑)。あと、メンズのエントリー商材としても機能しているみたい。誰もが知っているブランドだから、安心感があるのかなと思った。

米山:メンズブランドも増えているし、アイテムももっといろいろ入ってくるかと思っていたら、全然そんなことなかったですね。メンズコスメの需要ってずっと横ばいだそうで、ブームは今か今かと思っているのですが、やっぱりまだなんだなというのが分かりました。ドラバラのメンズコスメは除毛剤とデオドラントがランクインしていて、まだまだ身だしなみ系アイテムなんだなというのも興味深かったです。

中村:インフルエンサーなどに聞いてしまうとファンデーションとかが挙がるんだろうけど、実際売れたものとなるともっと定番的なものになるんだろうね。「ベスコス」はどこの媒体でも鉄板企画だけれど、僕たちは売り場からの情報だということをもっとアピールしたい。

米山:毎回ビューティチーム全員、ウェブに紙面に本当に大変ですが、盛り上がりますよね。7月5日20時からのIKKOさんをお招きしてのライブ配信もすごく楽しみです!

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