スウォッチ グループ ジャパンは本社を置く東京・銀座の「ニコラス・G・ハイエック センター」を7月1日にリニューアルオープンする。2021年3月に就任したばかりのハイディ・シュ(Heidi Chu)社長は、「自然とテクノロジーを調和したラグジュアリーな空間で皆さまをお迎えする」と話す。
ニコラス・G・ハイエック センターは、スウォッチ グループの創始者である故ニコラス・G・ハイエック(Nicolas G Hayek)の名を冠して、07年に建てられた。1階のガラス張りのショールーム兼エレベーターが特徴的で、設計は建築家の坂茂が担当した。今回のリニューアルは「坂氏のコンセプトを受け継ぐもの」だという。
ビル内には、「ブレゲ(BREGUET)」「ブランパン(BLANCPAIN)」「グラスヒュッテ・オリジナル(GLASHUETTE ORIGINAL)」「ジャケ・ドロー(JAQUET DROZ)」「オメガ(OMEGA)」「ロンジン(LONGINES)」「ティソ(TISSOT)」のスウォッチ グループ傘下の7つの時計ブランドの店舗が入り、修理・メンテナンス部門であるカスタマーサービスも備える。
同ビルをめぐっては、20年11月に地下1階の「スウォッチ(SWATCH)」が閉店し、21年1月に同フロアに「ティソ」がオープン。「スウォッチ」は6月、旗艦店を原宿に移転オープンしている。