星野俊二によるシューズブランド「ホシノ(HOSHINO)」はこのほど、路面店を東京・南青山の骨董通りにオープンした。骨董通りは「トリッカーズ(TRICKER’S)」や「J.M. ウエストン(J.M. WESTON)」「パラブーツ(PARABOOT)」などの老舗シューズブランドが出店する都内有数のシューズ通り。「ホシノ」の新店ではヨーロッパから取り寄せたアンティーク家具や植物を配置し、白いラボコート(白衣)を着た職人とスタッフが接客。店舗奥にはガラス張りの靴職人の作業スペースが設けられており、パティーヌ染めや靴磨きなどの仕上げ工程をのぞくことができる。
「ホシノ」は公認会計士を経て靴職人となった星野俊二が2014年にスタート。これまで4000人以上にカウンセリングを行い、4500足以上の靴を仕立ててきた。婦人向けのパンプスやサンダル、ブーツなどから開始し、現在は紳士向けのスニーカーやドレスシューズも手掛ける。現在25人の職人が在籍し、自社のアトリエで一足ずつ手作りする。4月には日本橋から、銀座6丁目の並木通り沿いに本店と本社を移転した。
オーダーメニューは木型から設計するロイヤルオーダー(税込48万9500円〜)、仮縫いフィッティングを行うビスポークオーダー(同19万5800円〜)、ベースや素材を選べるメイドトゥオーダー(同8万6900円〜)。ハンドメイドのため、完成は2〜6カ月後。素材はシープやベビーカーフ、ナイルクロコダイル、ガルーシャ(エイ革)、パイソン、オーストリッチなどの上質な本革を使用する。
■HOSHINO OMOTESANDO
営業時間:10:00-19:00
休業日:月曜・火曜日
住所:東京都港区南青山5-12-4 泰平南青山ビル1階