狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.3。今回のテーマは「肉球のような手」。いつの時代も猫の好きなパーツの上位にランクインしている肉球は、一度見たら触れずにはいられない魅力がてんこもり。あの“ぷにぷに”の正体から魅惑の“肉球ハンド”をかなえる方法まで、つらつらと考察。
猫の肉球は、世界中の人々を変態にさせる?
「猫の肉球って、ぷにぷにしてかわいいですよね」。すでに猫と暮らしている人との会話では、当たり前すぎてあまり言われないが、猫好きな人からとてもよく言われるセリフである。
そう、猫の肉球は、つねにTOP3に入るぐらい人気のパーツ。iPhoneにはすでに「猫狂いのヤバいやつ」ということがバレているので、インスタグラムやツイッターのフィードは常に猫関連記事や動画で埋め尽くされているのだが、「私は毎日、何匹の肉球を眺めているのだろう……」と、ふと気になり、インスタで「#猫の肉球」と検索してみると6530件もヒット。「#catpaws」では49万4000件にものぼり、ワールドワイドな人気ぶりであることがわかった(ちなみに、犬やカワウソ、ラッコ、パンダなど猫以外の動物も含めた「#肉球」は67万1000件ある)。ガラステーブルに猫を座らせ、モフモフの毛に埋もれたピンクの肉球を下から激写したものから、やたら高画質なカメラで肉球のみをドラマチックに撮影したものまで、猫の体のいちパーツだけで6000件超え。肉球は人間を変態にさせる何かがあると思わざるを得ない。
“ぷにぷに”の正体は、コラーゲンと脂肪
猫の肉球の魅力といえば、やはり“ぷにぷに”とした、柔らかで弾力のある独特の触り心地だろう。猫は助走なしで1.5mも大ジャンプをすることができ、高いところからもけがすることなくシュタッと飛び降りることができるが、肉球のぷにぷには、そんな猫にとって欠かせない上下運動時の衝撃を和らげるクッションの役割を果たしている。
そもそも猫の肉球の構造は、基本的には人間の手のひらと同じ。ただ表皮は分厚く、真皮はコラーゲンとヒアルロン酸でミチミチ、皮下組織は脂肪でギュウギュウにした3層構造となっており、これが、あの魅惑のぷにぷにとした感触の正体だ。表皮は分厚いが、キメ細かく滑らかで柔らかい。そして汗腺が発達しているのでほのかにしっとりとしている。つなぎたくなる手、ならぬプニりたくなる肉球。外側も内側も魅力がぎっしりだ。
ぷにぷに、柔らか♡ 魅惑の肉球ハンドをかなえるベストアイテムとは?
欲しい。このぷにぷにとした肉球のような手が。と思ってみたが、1日に何度も手を洗い、消毒をしなければならなくなった今の世の中は、潤いを保つだけでもひと苦労。とはいえ、“手老け”というワードが出てくるほど、手のエイジング悩みは深刻化しているし、顔のようにマスクやメイクでごまかしが利かないから、まずは、顔のエイジングケアと同じように、毎日使うハンドクリームや除菌ジェルをワンランク上のアイテムにアップデートしてみるところから始めたい。
しっとり柔らかな手のひらのために、まずは角質ケアをルーティン化。「シロ(SHIRO)」の“アイスミント クレイハンドソープ”は、保湿成分のアロエで手肌をしっとりみずみずしく保ちながら、細かなクレイで不要な角質やくすみのもとを優しくオフするハンド用スクラブ。ベルガモット、ライム、レモンのかんきつ系の精油とミントが織りなすフレッシュでアイシーな香りもGOOD!
外出先で使うハンドサニタイザーは、エイジングの元凶となる肌の乾燥を招く原因に。8月21日に発売する「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ジェルネトワイアンプールレマン”は、手老けの加速を止めたい大人の手肌にうれしい、みずみずしく潤いあふれる使い心地が魅力。滑らかなテクスチャーで、有効成分を手指や爪の細かい隙間まで届け、目に見えないさまざまな細菌やウイルスを消毒。希少なランや天然ローズを重ねたラグジュアリーな香りにもうっとり。
手は老け感が出やすいにもかかわらず、うっかり日焼けしやすいパーツ。日中はUVカット機能付きのハンドクリームを持ち歩いて、紫外線ダメージから手肌を守ろう。「ウカ(UKA)」“UV トーンアップ クリーム”は、ノンケミカル&ビーガン処方の手肌に優しい日焼け止め。高いUVカット効果と保湿効果をかなえつつ、パールによる光の効果で透明感を与えて手肌をトーンアップ。瞬時にくすみを飛ばし、手元を若々しく演出してくれる。
紫外線シーズンど真ん中の今こそ、本気モードでハンドケア。いつものアイテムをアップデートして、プニらずにはいられなくなるほどの、柔らかに弾む魅惑の肉球ハンドを手に入れよう。