ビューティ

資生堂初の非接触で肌状態がわかる肌測定器を開発 日本と20の国と地域の「シセイドウ」で導入

 資生堂が世界で展開しているブランド「シセイドウ(SHISEIDO)」は、非接触で肌内部の輝きや滑らかさ、ハリの測定ができる「ビューティー・アライブ・サーキュレーションチェック(Beauty Alive Circulation Check)」を開発した。非接触で肌内部の状態の測定を行う店頭機器はで初。すでに6月から国内の約50店舗で展開を始め、7月からアジアや北米を中心に20の国と地域で順次提供を開始する。

 「シセイドウ」の調査によると、世界の人々が理想とする肌は“生命感あふれる艶やかな肌”だという。そこで、今回開発した肌測定器は“生命感あふれる艶やかな肌”のための3大要素である、透明感あふれる輝き・ハリや弾力・キメの細やかさや滑らかさを指標にし、そのバランスを「アルティメートトライアングル スコア」として三角形のグラフで表示。また、撮影したお客の肌に色の分布を表示させることで、お客の肌内部の輝きや滑らかさ、ハリのレベルがわかる仕組みだ。同機器は年齢や性別、肌の色やタイプに関わらず誰でも試すことができ、メイクオフ不要。測定結果と肌状態、肌悩みに基づいたアイテムも提案してくれる。

 同社の坂はる奈「シセイドウ」ブランドユニット グローバルトレーニング マネージャーは、「現在、百貨店カウンターでは肌に触れるタイプの肌測定器の使用が禁止されている。しかし来店されるお客さまは、きちんと肌状態を可視化してアイテムを購入したいという人も多い。『ビューティー・アライブ・サーキュレーションチェック』はサーモカメラで皮膚の表面温度や肌内部を測定するため、非接触でメイクを落とす必要もなく時間も5分程度と手軽に利用できる」と話す。肌測定器の開発は1年半と短期間だったそうで、「店頭にある既存の肌測定器『ハンディスキンセンサー』をはじめ、グローバルで展開する資生堂だからこそ保有する知見やビッグデータがあったから早期に開発できた。今後もアップデートを重ね、製品紹介にメンズアイテムの追加や、測定する項目をもっと細かく深くしていく。将来的にはホリスティックの要素も入れていきたい」と意気込みを語った。

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