ビューティ

仏ロレアルとフェイスブック社がタッグ インスタグラムショッピングにモディフェイス社のバーチャルメイク機能を導入

 化粧品最大手の仏ロレアルグループ(L'OREAL)とフェイスブック社は、ロレアル傘下のモディフェイスとの技術プラットフォームの統合を発表した。統合により、AR(拡張現実)によるバーチャルメイク機能がインスタグラムショッピングで利用可能となる。ロレアルブランドの「ニックス プロフェッショナル メイクアップ(NYX PROFESSIONAL MAKEUP)」「アーバンディケィ(URBAN DECAY)」「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」「ランコム(LANCOME)」のリップ製品から実装し、今後もブランドの追加や他のカテゴリーも順次展開する予定だ。

 フェイスブックが提供するARフィルター“スパークAR”とモディフェイスは、ARによるバーチャルメイク機能の質と精度を高めるために、モディフェイスが開発した技術をインスタグラムショップ上で提供。消費者はブランドのインスタグラムページを閲覧し、購入前にバーチャルで試すことができる。 モディフェイスのパラム・アラービCEOは、「当社は10年以上にわたり、AR技術のパイオニアとしてリアルで精度の高いバーチャルメイク機能の体験を開発してきた。ソーシャルコマースが消費者にとってますます重要になっている今、フェイスブックとの新たなステップは、インスタグラムでのビューティ製品の買い物をより便利に、簡単に、そして楽しくすることに貢献するだろう」とコメントした。

 また、フェイスブック スパークARの責任者であるスー・ヤング氏は、「AR によるトライオン機能は、フェイスブックの新しい試み。本機能により人々はより自信を持ってオンラインで買い物ができるようになる。ロレアルとの新たな統合により、消費者は自身が好きなブランドのインスタグラムから、より一層パーソナルな購買体験を期待できるようになる」と述べた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。