「ナイキ(NIKE)」は、スケートボード日本代表のユニホームを発表した。オランダ人アーティストのピエット・パラ(Piet Parra)がデザインを担当。日本の伝統的な野球のユニホームをベースに、富士山や鶴など日本を象徴するモチーフをターコイズ、マゼンダ、ピンクなどのカラーパレットで表現した。競技中に快適に着用できるよう、吸湿性のあるリサイクルジャージー素材を使用している。7〜8月開催の東京オリンピックをはじめ、国際大会で着用される。
世界ランキング2位で東京五輪代表の堀米雄人選手は、「日本の要素が組み込まれていて、かっこいいデザインだと思います。着心地がよく、汗をかいてもすぐ乾く素材なので、すごく滑りやすい。この夏、世界のスケーターが集まる中で僕の滑りにも注目してほしいです」とコメント。同じく東京五輪に出場する白井空良選手は「リサイクル素材を使用しながら、機能性を備えているのがさすがだと思いました。このかっこいいユニホームを着て大会に出場できるのがとても楽しみです」と語った。
日本のほか、アメリカとフランス、ブラジルのウエアも制作。アメリカはバスケ、フランスはテニス、ブラジルはサッカーをオマージュし、各国の地理をデザインに反映した。7月17日に一部スケートボード専門店で先行発売し、20日から「ナイキ」公式ECをはじめ各店舗で扱う。各1万2100円(税込)。
ユニホーム発表に合わせて、「ナイキ」がデザインした新豊洲の運動場「トーキョー スポーツ プレイグラウンド(TOKYO SPORT PLAYGROUND)」でスケボーイベントを開催。ユニホームを着用した20人前後の一般参加者が、手すりや階段を使ってスキルを競い合った。