イタリアファッションの合同展示会「第58回モーダ・イタリア展」と「第68回シューズ・フロム・イタリー展」が8日までベルサール渋谷ガーデンで開催中だ。両展を合わせて156社のアパレル、レザーグッズ、シューズを扱うイタリア企業が出展。日本のビジネス関係者に向けて2022年春夏コレクションを披露している。
前回の2月開催に引き続き、イタリアから出展者の来日はかなわなかったが、サンプルを並べた各ブースでは日本の代理店やプロモーターが商品説明を対応。オンライン商談用のノートパソコンを設置し、16時から19時(イタリア現地時間9時から12時)をコアタイムに通訳者が同席しての商談が可能だ。また会場に来場できないバイヤーに向けて、オンライン上でも出展者や商品を見ることができるサイトを開設している。
初日の6日には、メディア関係者を招いた発表会を実施。エリカ・ディ・ジョバンカルロ(Erica Di Giovancarlo)駐日イタリア大使館貿易促進部部長は「前回の2月から従来の開催形式を取ることができず、新しい合同展示会の形を模索してきた。オンラインを活用して商談ができるよう体制を整えている」と説明。ジョルジョ・スタラーチェ(Giorgio Starace)駐日イタリア大使は「このような状況下でも156社の企業が出展しているのは、イタリアが日本のビジネスを重要視している証。イタリアのベストを見ていただきたい」とあいさつした。