ファッション

フェムテックブランド「ホガラ」から新作 身体の暖かさが持続するナイトブラと廃棄食材で染色した吸水ショーツ

 繊維商社の豊島が立ち上げたフェムテックブランド「ホガラ(HOGARA)」は、保湿するナイトブラ“ホドク セルフレイム ナイトブラ”と、廃棄食材を再活用して染色した吸水ショーツの新商品をリリースする。7月9日に公式オンラインストアで販売を開始した。

 「ホガラ」は同社の異なる部署の女性社員4人が集まって、「女性が“朗らか"に心地よい毎日を過ごせるための商品」を開発するために立ち上げたD2Cブランド。1月に商品第1弾として吸水ショーツを発表し、クラウドファンディングプラットフォームの「マクアケ(MAKUAKE)」で資金調達と販売を開始した。商品はカラフルな色使いと、繊維商社ならではの機能素材や特殊加工を取り入れているのが特徴で、表面にはトレーサブルなオーガニックコットン糸“トゥルーコットン(TRUECOTTON)”を採用。吸水面は吸水速乾、防水などの機を持たせた4層構造で、豊島独自の抗菌防臭、制菌、消臭に高い機能を持つ加工“リピュール(REPUR)”を施している。また商品1枚につき10円を、国際NGOプラン・インターナショナルによるチャリティープロジェクト「Because I am a Girl」に寄付している。

 吸水ショーツの新色は、豊島の廃棄食材を再活用するプロジェクト「フードテキスタイル(FOOD TEXTILE)」を通して、廃棄される予定だった赤かぶ、さくら、抹茶から抽出した染料でオーガニックコットンを染色。レギュラー(税込5115円)とフル(税込5555円)の2タイプ、S、M、Lの3サイズをそろえる。パッケージは洗濯ネットになっており、ブランド名をリサイクルポリエステル糸で刺しゅうしている。

 商品第2弾は、「身体の暖かさが持続するブラがほしかった」という発案者の思いから商品化したナイトブラ。極小セラミックの粉末を配合し、遠赤外線を放出することで着用者の体温を保つことができる豊島独自の蓄熱機能素材「セルフレイム(SELFLAME)」を使用。同素材を肩から背中部分にかけて配置することで、身体を暖かかく保つ。価格は税込5280円で、専用の洗濯ネットをパッケージにして販売する。

 「ホガラ」のプロジェクトリーダーである豊島の大川侑穂さん(東京二部二課)は「『ホガラ』のアイテムを手に取ってもらうことで、自分の体を知ってケアする機会になってほしい。今後も“私たちが今欲しいものを作る“ということをコンセプトに、フェムテックの商品を開発していきたい。究極を言えば、食品や化粧品も作るかもしれない」と語る。

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