ファッション

「ブルックス ブラザーズ」2016年春夏ニューヨーク・コレクション

REPORT

ザック・ポーゼンによる新生ブルックスを披露

ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は、ザック・ポーゼンをクリエイティブ・ディレクターに起用した初のプレゼンテーションをマディソン街44丁目にある旗艦店で披露した。ザック・ポーゼンは、1980年ニューヨーク生まれの35歳。ニューヨークのパーソンズ・スクールとロンドンのセント・マーチン美術大学でファッションを学び、2001年に自身のブランドをスタートしたデザイナーだ。

彼が手掛けた「ブルックス ブラザーズ」のウィメンズコレクションは、とてもカラフル。スーツやジャケットを中心にした正統派トラッドの印象が強い同ブランドだが、フェミニンな花柄やシャツドレスやマルチボーターのロング丈ワンピースなど、プレイフルで1枚でもサマになる、着こなしやすいアイテムが新鮮だ。「これまでの固定観念をいろんな意味で変えてみたんだ」と楽しそうに話すザックの表情が印象的だ。

今シーズンは、東海岸のリゾート地、ハンプトンへ旅をする女性がテーマ。シャツドレスに編み込まれたバケット帽をかぶるといった、エフォートレスでありながらもエレガントなスタイルがメーンだ。どこか懐かしいレトロプリント柄や赤やオレンジ、ブルーなどのカラフルな色使いは、ザック・ポーゼンらしいエッセンス。また、ボックス型のトップスやフレアのパンツなど、レトロでありながら、旅をしても疲れにくいシルエットを意識し、そのままのスタイルでディナーをしに外出しても良いようなファッション性を意識したという。

「一つの目的地は、単なる一つの“場所”ではなく、多くのものを知るための、新しい道」という言葉がリリースに引用されていた。若きクリエイティブ・ディレクターが「ブルックス ブラザーズ」を今後どう導いていくのか楽しみだ。

LOOK

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。