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新静岡セノバが始めた“営業時間フレックスタイム制” 説明会にデベロッパーら40社100人が参加

 静鉄プロパティマネジメントが運営する静岡市の商業施設、新静岡セノバとアダストリアは共同で、販売員の働き方改革である「ささえあう 働く時間プロジェクト」の経過報告会を静岡市で開いた。同プロジェクトは、営業開始・終了時間を各テナントが決める“営業時間フレックスタイム制度”や、年間3日の全館休業日に加えて、テナントごとに2日の休暇を設定できる“パワーチャージ休暇制度”などを骨子としており、5月にスタート。今回の説明会にはデベロッパーや専門店を中心に約40の企業・団体から100人が参加し(オンライン視聴含む)、販売員の働き方改革や、その背景にある販売員の採用難に対する業界内の注目度の高さを示す結果となった。

 “営業時間フレックスタイム制度”は現在、アダストリアの「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」など4店と、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」などを含む計14店(ファッション小売り以外も含む)が導入している。説明会では、制度導入にあたって新静岡セノバが実施したテナントアンケートの結果や、制度導入後の時間帯別売り上げの変化などのデータが公表され、参加者から運営面などについて質問が飛んだ。

 説明会後は19時過ぎから新静岡セノバ店頭のツアーも行われ、閉館前にテナントごとの判断で営業終了している店舗の様子などを参加者は見て回った。

 新静岡セノバが公開した制度導入後の売り上げ推移や、制度導入にあたってのノウハウ、説明会に参加したデバロッパーやテナントの声は、今後の「WWDJAPAN.COM」記事や、7月19日付「WWDJAPAN」本紙で詳報する。

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